FXトレードで、レンジ相場の分析にオシレーター系の指標が多く用いられます。
本記事で紹介するのは、そんなオシレーター系指標の1つである「RVI」です。
相場の9割がレンジ相場と言われている中、レンジ相場でpips獲得を目指している方は、RVIの概要や使い方を覚えて、日々のトレードの参考にしてみてください。
この記事の目次
RVI(アールブイアイ)とは
RVI(アールブイアイ)とは、現在価格が相場のボラティリティに対してどれだけ乖離しているかという、ばらつきを示す指標になります。RVI(アールブイアイ)はRSI(アールエスアイ)をもとに応用してできたテクニカル分析のインジケーターです。
【1】RVI(Relative Vigor Index)とは?
RVI(Relative Vigor Index)とは、同じくオシレーター系指標であるRSIを応用したテクニカル分析手法で、ボラティリティ(変動率)の拡大・縮小を判断するのに用いる。上昇トレンドでは、終値が始値より高水準で、下落トレンドでは終値が始値より低水準であるという考え方が基本となっている。
引用:ヒロセ通商RVIとは
ボリンジャーバンドや、standard deviationといったトレンド系指標に用いられている標準偏差が盛り込まれており、RVIの線を見て価格動向の分析が可能です。
MT4上部にある「挿入」→「インディケータ」→「オシレーター」→「Relative Vigor Index」の順にクリックすると表示できます。
サブチャート上に表示された2本の線がRVIです。
ストキャスティクスのように、2本の線の動きを見て相場判断を行います。
RVIはラインのクロスで買い売り判断
RVIの一般的な見方は、ラインの交わりです。
複数の移動平均線を表示させて、それが交わったポイントをゴールデンクロス・デッドクロスと表現しますが、RVIでも似た使い方をします。
上方向に上昇をして、赤の線と緑の線が交わったポイントは売りシグナルのサインです。
その後の相場が下落方向に向かうとされています。
反対に、下方向に下落してその後交わりを見せたら買いシグナルサインと判断できるのです。
同じオシレーター系指標であるストキャスティクスと同じように見えますが、標準偏差を用いているRVIは違った動きとなります。
ストキャスティクスの欠点は、トレンド相場で全く機能しないことです。
上のチャート画像を見ても、明らかに平均値の低い箇所で上昇していることが分かります。
しかし、RVIの方はほとんど反応をしていません。
RVIでは、定めた期間から価格のばらつきを示す計算がされているので、このようなだましに合いにくいのです。
トレンド相場内での上下を把握する際にも有効なインジケーターと言えるでしょう。
RVIの計算式
RVIは以下の計算式で算出されます。
- st = 終値のN日(期間)標準偏差
- stp = 前日比プラスのstのM日(期間)修正移動平均
- stm = 前日比0以下のstのM日(期間)修正移動平均
- RVI = stp ÷ (stp + stm) × 100
デフォルト期間では10が設定されており、手法によって使い分けをします。
期間が短いほど敏感な反応を示し、期間を長くすればサインの点灯も少なくなる仕組みです。
修正移動平均とは、前日の移動平均線を修正しながらその日の移動平均線が算出される仕組みを指します。
過去のデータよりも比重を減らしており、直近の動きで計算されていることから、現在の値動き動向に敏感な反応を示すという意味です。
また、それに加えて標準偏差で価格のばらつき具合も加味されています。
RVI(アールブイアイ)の使い方
次は、RVI(アールブイアイ)の使い方を見ていきます。
RVIは前述した買いシグナル売りシグナル以外にも、様々な用途で使用されているインジケーターです。
RVIの具体的な使用方法を見ていきましょう。
トレンド転換の合図
RVIはトレンド転換の切り替わりを見る際に有効です。
為替相場では、トレンドが発生してもずっと伸び続けるわけではなく、どこかで必ず終わりを迎えます。
仮に、うまくトレンド方向に乗っかったエントリーをしていたとしても、価格戻しにより利益が出なかったなんてこともあり得るのです。
その際に、RVIで分析をする事で適切な利益確定ポイントが分かるようになります。
チャート図のように、上昇トレンドが発生していた状態で、RVIの線が上に推移、そして交わりを見せてくると売りサインです。
上昇トレンドでエントリーできていた場合は、この交わった直後に線が下向きになった箇所が決済のポイントとなります。
交わっただけでは上昇過程の押し目とも捉えられるので、しっかり下向きに推移するという点がポイントです。
下方向に推移した状態で転換のサインを察知して「下降トレンドの出現」または「トレンドの一服」を判断できます。
当然、だましがないわけではないので、下向きになったところで分割決済をするという方法も適切です。
また、転換方向を狙ったエントリーにも活かせます。
細かい値動きを見てスキャルピングをする
RVIは、オシレーター系指標であるという特性から、レンジ相場で使った方が適切と言われています。
レンジ相場では、相場が反発を繰り返すので、取引回数の多いスキャルピングなどで有効です。
RVIの買い売り合図を見て、細かい値動きを判断していきます。
赤い〇が買いのサイン、青い〇が売りのサインです。
これは線同士が交わったことを根拠に見ていくといいでしょう。
多少トレンドが発生していて状態でも、直近の値動きに敏感な反応を見せてくれます。
そのため、RVIは細かな値動きを見て売買の判断をする際に適切なインジケーターです。
ただし、取引回数が多くなる分だましも多くなってしまいます。
また、スキャルピングのような短期売買では、決済のポイントが分かりにくいので、自身で値幅のルールなどを設定しておくと良いでしょう。
RVI(アールブイアイ)と相性の良いインジゲータ
RVIは優秀なインジケーターでありますが、決して単体で使っても勝率は上がりません。
以下のような根拠やインジケーターと組み合わせていくと良いです。
- レジスタンス・サポートなどの水平線での根拠
- ボリンジャーバンド
- RSI
RSIも同じオシレーター系指標ですが、RSIの方は一定期間での価格変化を示す指標になります。
それに対してRVIは高安値での標準偏差で計算されているため、同じように買われすぎ売られすぎを見る場合でも、全く異なる動きになるのです。
同じチャートに2つものオシレーター指標を入れると、かなりチャートが見にくくなるので、チャートを分けるなどして対応すると良いでしょう。
また、水平線でレンジ相場の状況を確認したり、ボリンジャーバンドや移動平均線でトレンドの強弱を見る事も有効となります。
RVIを使う際は、複数の根拠を掛け合わせたうえで使うようにしましょう。
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