特にFX初心者トレーダーは、複数のインジケーターを入れていれば相場で勝てる!と勘違いしがちです。だから相場の分析よりもインジケーターの研究に没頭してしまいます。
フクログでも便利なインジケーターは色々と紹介してきていますが、インジケーターは、ただやみくもに表示させればいいというものではありません。
本記事では、インジケーターマニアはFXで勝てない理由とその原因というテーマで、複数インジケーターを表示させるデメリットや、プロトレーダーの試みについて詳しく解説をしていきます。
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この記事の目次
インジケーターマニアの注意点
FX初心者は、まだ手法が定まっていないため、複数のインジケーターで分析を行う傾向にあります。
正直、はじめはテクニカル分析としてインジケーターに頼るのは仕方のないことですけどね。
しかし、それはFXで勝つにあたって遠回りの道と言えます。
相場分析が不十分な状態でインジケーターに頼ってしまう気持ちも分かりますが、複数インジを表示させる、いわばインジケーターマニアには弱点があるのです。
チャートが見づらくなる
インジケーターを複数表示させることは、チャートを見づらくすることに繋がります。
これは、MT4のサブチャート上にMACD、CCI、VLDMIの3つを表示したものです。
たったの3つしか表示していませんが、サブチャートがかなり見づらくなっている事が分かります。
この状態では、的確に売買チャンスの判断ができません。
特にスキャルピングの取引などでは、瞬時に売買チャンスを把握してエントリーする必要があるので、このチャートでは判断力を鈍らせてしまう要因となります。
チャートは絶対的にシンプルな方が見やすく、慣れてくるとチャートの違和感も発見しやすいのでなるべくシンプルにすることをおすすめします。
インジケーターの相性が合わないものがある
インジケーターにはそれぞれ、相性というものがあります。
- ストキャスティクス → トレンド相場では全く機能しない
- ボリンジャーバンド → トレンド判断をするのに最適
上記のように、明らかに使用用途が異なるものを表示させていても、それは有効な相場分析にならないという事です。
ストキャスティクスとボリンジャ―を使った手法が無いわけではないですが、ほとんどがレンジ相場でしか使えない手法でしょう。
FX初心者でインジケーターマニアになっている人は、この相性を分からずに使っている方が多いです。
複数のインジケーターを表示させることは悪いことではないですが、まずはインジケーター毎の性質や計算式を見て相性の確認をしておきましょう。
トレードチャンスが減る
インジケーターをたくさん表示させてしまうと、取引チャンスが減ってしまう事に繋がります。
上のチャートは、以下それぞれのインジケーターを表示させたものです。
「青点線:RSI」「赤、緑線:ストキャスティクス」「黄色:CCI」
上記全てのインジケーターが反応している地点はない事が分かります。
特にRSIはこの3つの中で反応が最も鈍いので、なかなか他のオシレーター系とは相性が合いません。
複数のインジケーターを表示させるという事は、このようにチャンスを減らしてしまいます。
根拠を付け足すという気持ち自体はとても大事ですが、上位足に絞っていれば1日に全くチャンスがないというケースもあり得るでしょう。
どこかで妥協をしなくてはいけないケースもあるので、インジケーターの複数表示には注意しなくてはいけません。
プロトレーダーの実践方法
優秀なトレーダーの中に、インジケーターマニアになっているという方は少ないです。
プロトレーダーこそ、インジケーター1つ1つの性質を理解して、シンプルなチャートで分析している傾向にあります。
次は、初心者にはぜひ参考にしてほしい、プロトレーダーの実践方法を見ていきましょう。
チャートの無駄な部分は切り捨てていく
相場分析を極めたい場合は、チャートの無駄な部分を切り捨てていく事が重要です。
つまり、最初からシンプルなチャートを作る必要はありません。
最初はインジケーターマニアになってもいいので、その中で必要なものだけ残し、いらないものはどんどん取り除いていきましょう。
また、前述したように、インジケーターの相性を見極める事も並行して行ってください。
自身の手法に必要なものだけを残しておけば、シンプルな自分だけのチャートが作れます。
付け足していくよりは、減らす努力が必要となるという事です。
過去統計から強い手法を見つけていく
インジケーターのみに頼るのではなく、過去統計から強い手法を身に着けていく事もチャートをシンプルにする効果的な方法です。
- 取引時間
- 銘柄ごとの平均値
- チャートパターン
- 銘柄ごとのクセ(トレンド発生の前兆など)
上記のような分析は、インジケーターでは発見できないものです。
インジケーターに頼りすぎると、このような分析がおろそかになってしまい、経験を積むことができなくなる可能性があります。
為替相場は時と場合によって姿形を変えるので、このような相場のパターンにも視野を広げるようにしましょう。
ローソク足の分析を極める
プロトレーダーの中には、ローソク足のみで分析をする方もいます。
ローソク足には、投資家心理や売買パターンが顕著に表れるので、各種インジケーターよりも有効であると考える方が多いです。
また、ローソク足もインジケーターの1つであると言えます。
MT4には、バーチャートやラインチャートでの表示もできますが、ローソク足ほど値動き動向を顕著に表しているものはないと言えるでしょう。
ローソク足での分析を極めれば、他のインジケーターが無くても勝負できるので、シンプルなチャートで分析ができます。
手法によってチャートを分ける
インジケーターの表示を、手法ごとに違うチャートに表示するという方法もあります。
PCが一台しかない方は、取引をする会社とは別のMT4などをダウンロードしてチャートを分けるといいでしょう。
また、MT4下部にある「default」をクリックすれば、複数チャートを保存できる項目が表示されます。
1つのチャートに複数のインジケーターを入れるのではなく、複数のチャートにインジケーターを分散させるという方法です。
これを相場状況によって使い分けていきます。
もちろんこの流れはある程度の経験が必須となるので、まずはインジケーターの性質を理解するとこから開始してみてください。
まとめ
複数のインジケーターをやみくもに入れても相場では勝てない理由を解説しました。
ふくろうとしては自分の手法に合ったインジケーターを2つ、多くても3つ表示させるくらいが良いと思います。
トレンドラインなどのラインは引くと思いますけど、そのうちどんどん減っていってインジケーターは表示させないというトレーダーも増えてくるでしょう。
チャートはなるべくシンプルに!これを心にとめておくと良いと思います。
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