為替相場は、時期や時間帯によって姿形を変える生き物と表現されることがあります。
1か月単位で見てFXの値動きの習性や傾向を押さえておくことで、より効率の良い相場分析ができるようになります。
本記事ではそんな月初めと月末相場の違いについて詳しく解説していきます。
この記事の目次
月初め相場の特徴
月初めの為替相場はトレンドを作りやすいという特徴があります。
つまり、FXでは大きなpipsを獲得するのに最適という事です。
その要因や特徴について見ていきましょう。
注目度の高い経済指標が多い
月初めには各国での重要指標が集中しやすいです。
経済指標 | 発表時期 |
米国GDP | 四半期ごと、速報値、改定値、確報値の3回発表。月の上旬 |
FOMC米政策金利 | 6週間ごとなので上旬とは限らない。 |
米雇用統計 | 原則毎月第1金曜 夏時間:21:30 冬時間:22:30 |
GDPやFOMC政策金利に関しては月末に発表されるケースもありますが、大半は月初めに集中する事が多いです。
日本時間で大きなボラティリティとなりやすいオーストラリアやニュージーランドの政策金利は月初めに発表される傾向にあります。
経済指標が集中するという事は、投資家の売買起点となるため平均値が高くなりやすいです。
月末と比べても相場が大きく動く可能性が高いので、大きな値幅を獲得するのには最適と言えるでしょう。
また、指標発表時だけでなく、指標が要因となって相場全体のボラティリティを上げやすくなります。
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高安値の更新をしやすい
為替相場における意識される価格帯は、月初めにリセットして考える投資家が多いです。
それまで意識されていたラインがあったとしても、月初めには指値などを取り消す投資家が多い影響でラインが効かなくなる可能性が高まります。
また、前述した経済指標などの影響からラインが効かずに高安値の更新をする事が多いです。
月初めにできたトレンドから高安値などのラインが決まるので、それまではラインを無視したトレンドを形成しやすくなる習性があります。
新規の注文が入りやすい
月初めは、新規の注文が入りやすい時期でもあります。
長期保有するトレーダーには月末にポジションを解消するトレーダーが多く、月初めに新規の注文が集中しやすいのです。
その結果、テクニカル分析とは逆行した相場のだましも増えやすくなるので注意が必要となります。
しかし月初めの金曜日には米国雇用統計があるといった影響で、月初めの初週にポジションを持つことを避ける投資家も多いです。
そのうなるとその翌週、つまり2週目の始まりに注文が集中して平均値が大きくなる可能性があります。
月初め最初の週と2週目の始まりには平均値が特に上がりやすいと覚えておきましょう。
前述した高安値を更新しやすい要因とも言えます。
月末相場の特徴
次は、月末相場の特徴について紹介します。
月初めに比べて平均値が下がりやすい
月初めではボラティティが大きくなりやすいと解説しましたが、月末になるにつれて平均値は下がってきやすいです。
月末にかけては月初めよりも重要度の高い経済指標が少なくなる影響で、売買が集中しにくい傾向にあります。
為替相場では永久にトレンドが続くという事はありません。
トレンドの後には必ず「レンジ」を形成します。
つまり、月初めでトレンドを形成すると、その後月末にかけて比較的落ち着いた相場になりやすいという事が言えるのです。
あくまで傾向ではありますが、過去統計からみるとこのような傾向になっています。
もちろん、相場を動かすほど大きなマーケットニュースや自然災害、機関投資家の介入があれば大きな相場変動になります。
通常時の相場傾向として覚えておきましょう。
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月末はラインが意識されやすい
月初めではラインを無視した動きになりやすいのに対して、月末相場ではラインに指値が貯まりやすくなります。
ラインに指値が貯まるという事は、ライン到達時の反発が見込みやすいという事です。
月初めはラインを決めてくる動きになって、月末にはそのラインが強く意識される傾向にあります。
月初めに付けた高安値ラインなどが強く意識されるようになるので、オシレーター系で反発を狙う手法が有効となりやすいです。
月末はトレンド転換をしやすい
月初めや、月の真ん中でトレンドを形成したとします。
月末にはそれまで持っていたポジションの解消をするトレーダーが多くなることから、決済によるトレンドの転換をしやすいです。
トレンド方向にうまく乗っかっていた投資家の利益確定もそうですが、逆のポジションを持っていた投資家の損切りも含まれます。
月末に損切りをして、月初めに新たなポジションを保有するという意識を持つ方が多く、月が終わる時期にかけてて徐々に転換をしてくる仕組みです。
これは月単位だけではなく、週単位でも同じような動きになります。
週初めから週末にかけて付けたトレンドが、金曜日の終値にかけて転換する形をよく目にするケースはとても多いです。
キリの良いタイミングで時間指値が入る影響とも言えるでしょう。
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月初めと月末のどちらを狙うべきか
月初めと月末のどちらに意識を向けるかは、手法や取引スタイルによって異なります。
どのようなスタイルがそれぞれの相場に適しているのかを見ていきましょう。
月初めを狙うべき人
月初めを積極的に狙うべき方は以下のようなタイプです。
- 1回の取引で大きなpipsを獲得したい人
- トレンドに乗っかった順張り手法を使う人
トレンドを作りやすいor平均値が大きいという点を考慮すると、大きなpipis幅を狙ったトレンドの順張り手法を狙う方に有効です。
FXではトレンドを狙う方が多いですが、月初めを積極的に狙って取引する方が多い傾向にあります。
注目度の高い指標前には流動性の少なさからスプレッドが拡大する事もあるので、その点には注意して取引をしていきましょう。
月末を狙うべき人
月末相場を積極的に狙うべき人は以下の通りです。
- オシレーター系の逆張りを使う人
- スキャルピングで小さな値幅を狙う人
上記のような方には月末相場がおすすめです。
ラインや意識される価格帯での反発をしやすくなるので、逆張り手法や小さな値幅を狙ったスキャルピングに適していると言えます。
必ずしもトレンドが出ないというわけではないですが、比較的落ち着いた相場になりやすいです。
また、トレンドの後にレンジが形成されると逆張り系のオシレーターが通用しやすくなります。
相場状況や時期によって勝ちやすい手法を身につけていきましょう。
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