FXトレードを行う上で重要なのは経済指標の動向を確認することです。
ファンダメンタルズ分析ですね。経済指標とは、簡単に言うと各国の経済状況を数値化したもの。
重要な経済指標は、時期により数円為替が動くことがあったり、相場のトレンド転換点となることもあるのでリスク回避のためにも発表時期は把握しておきましょう。
前回紹介したリスク管理方法は「損失の限定」でしたが、今回は「リスクの回避」となります。
【関連記事】MT4/MT5で「IFD」「OCO」「IFO」3つの注文方法|リスク管理に最適
重要な経済指標発表時は相場が動くのでチャンスでもありますが、どちらに動くか読めないときはあえて裁量トレードする必要もありません。
今回は、市場影響度が高い経済指標を5つ紹介したいと思います。
- 米雇用統計
- FOMC(エフオーエムシー)
- 米消費者物価指数(CPI)
- 四半期GDP
- ISM製造業景況指数
上から順番に重要度が高いとふくろう個人的には考えています。市場影響度も高いのであながち間違ったランキングではありません。
この4つの経済指標について発表時期や時間帯そして指標の概要について解説していきたいと思います。
この記事の目次
重要経済指標ランキングベスト4
- 米雇用統計
- FOMC(エフオーエムシー)
- 米消費者物価指数(CPI)
- 四半期GDP
- ISM製造業景況指数
少なくともここに挙げる代表的な重要指標は値動きが大きくなる可能性があるので、いつ発表されるのか把握しておきましょう。
米国雇用統計
発表時期:毎月第一金曜日
発表時間:(夏時間:日本時間午後9時半、冬時間:日本時間午後10時半)
経済指標の中でも一番重要度が高く、世界でもっとも注目されている経済指標が米国雇用統計です。
米国といえば、日本の終身雇用とは違い簡単にリストラされる印象があります。そんな雇用状況から個人消費にも影響を与える指針となる経済指標です。
雇用統計前に「今月の雇用統計はこんなものかな」という予想が出されますが、良い方向にも悪い方向にも結構な頻度で大きく外れます。そうすると相場がサプライズな数字に反応して荒れることが多くなるのです。
一瞬で数円のレート変動があることもあるので注意が必要。
FOMC(エフオーエムシー)
発表時期:6週間ごと年に8回(2日間開催)
発表時間:(夏時間:日本時間午前3時15分、冬時間:日本時間午前4時15分)
米雇用統計に次いで重要な経済指標はFOMC(エフオーエムシー)です。Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)
米国の中央銀行FRB(米連邦準備制度理事会)が定期的に開く会合をFOMCと言います。
FRBとは日本でいう日銀にようなものです。
FOMCでは、表紙がベージュ色の米地区連銀経済報告書であるベージュブックをもとに議論がなされる。アメリカの金融政策を決定する重要な会合です。
この会合は2日間(火曜と水曜が多い)行われ2日目に政策金利が発表されます。結果次第ではレートが大きく動くことになるので大注目の経済指標と言えます。
議長が何か発言するだけで為替が反応することがあるので注目度が高いことがわかります。
米消費者物価指数(CPI)
発表時期:毎月15日前後
発表時間:日本時間午後9時半、冬時間:日本時間午後10時半
米消費者物価指数は、米国のインフレ率を知るうえで重要な指標です。米労働省労働統計局(BLS)が発表します。
消費者物価指数はCPI(Consumer Price Index)とも言われており、一般消費者世帯が購入している商品(衣料や食料品など約200項目)の価格の値動きを数値化したもので米国国民の生活水準を示す指標です。
四半期GDP
発表時期:毎月下旬
発表時間:(夏時間:日本時間午後10時、冬時間:日本時間午後11時)
四半期GDP(国内総生産:Gross Domestic Product)は、一定期間に米国で生み出した財やサービスの付加価値の総額というのが定義となっています。
経済成長や景気動向を総合的に判断できる超重要経済指標です。
良く聞かれる「経済成長率」というのは、前年GDPと比べて算出した経済成長を表すものになります。
注目度も市場にもたらす影響度も大きい経済指標です。
GDPは毎月発表されるが、特に四半期ごと(1,4,7,10月)に発表される速報値は最もインパクトが大きい。
なお、翌月に改定値、翌々月に確定値が発表される。改定値や確定値も数字の修正が大きいと値が飛ぶこともあります。
ISM製造業景況指数
発表時期:毎月第一営業日
発表時間:(夏時間:日本時間午後11時、冬時間:日本時間午前0時)
あまり聞きなれない方も多いかもしれませんが、ISM(Institute for Supply Management:全米供給管理協会)が発表する製造業における指標です。
この指数の50%が分岐点と言われ50%を超えれば景気拡大、下回ると景気後退と言われます。生産、新規受注、在庫、雇用などが前月と比べて良くなったかどうかが注目されます。
毎月の第一営業日に発表される経済指標なので、重要経済指標の中で一番早い発表となるためかなり注目されます。
重要経済指標に関するよくある質問
重要経済指標に関するよくある質問をまとめました。
重要経済指標の日程はどこで確認する?
今まで挙げてきた指標は具体的にいつ発表されるのかは「経済指標カレンダー」で確認できます。
毎月日にがずれることもあるので正確な日付は経済指標カレンダーで確認しましょう。
指標の結果はどこで確認する?
指標の結果を確認する方法はいくつもあります。
為替関連サイトや銀行や政府のサイトで速報を確認することが可能です。ツイッターなどでも速報がでるので使いやすい方法で確認してください。
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指標発表後の相場の反応は?
「雇用統計」「FOMC」「CPI」「ISM製造業景況指数」「四半期GDP」の経済指標が発表されるとどちらかにレートが激しく動きやすいです。
単に指標の数値が良い悪いではなく、市場予想値との乖離によってレートが飛びやすくなっています。サプライズ的な数値だと相場が反応しやすいということ。
よって、いくら数字が良くてもあまり相場が反応しないこともあるのです。
また、重要指標発表直後のレートの動き方も急上昇してから直後に急直下したり、ガクンと下がってから上がってきたり、逆に一方向に動いたりもするので動きを予想することはかなり困難だと言えます。
ただ、経済指標の発表時期と時間が決まっていることや、ある程度の経験を積むことで傾向をつかみ勝率を上げることは可能になると考えます。
かなりの上級者でも重要指標発表時はポジションを閉じるかたも多いですけどね。経済指標時はスキャルピングで流れに乗ってトレードするのが一般的です。
重要指標以外にファンダメンタルズ分析に必要なものは?
指標ではないですが、ファンダメンタルズ分析として「要人発言」も経済指標と並んで重要です。
要人発言によってかなり相場は激しく動きます。
要人というのは、米国もしくは各国政府や各国中央銀行の重要ポストに就いているかたを指します。金融政策や財政政策に影響を与える人ですね。
最近ではパウエル議長によるインフレ抑制の一環として利上げなどの発言により、値動きがかなり激しくなります。
まとめ
超重要な経済指標について紹介しました。
もちろんこの他にも「消費者物価指数(CPI)」「中古住宅販売件数」「新築住宅販売件数」「小売売上高」「貿易収支」などなどたくさんの経済指標があります。
日本でも金融政策を決定する金融政策決定会合の後の日銀総裁による記者会見では、発表内容によって相場がかなり動くこともあります。
すべてを把握することはできないので、インパクトの大きいこれら重要経済指標についてはポイントを抑えておきましょう。
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