FXの取引は資金管理が重要な投資です。
本記事で紹介する資金管理法は、ピラミッティングという手法になります。
実際にピラミッティングで莫大な利益を上げた有名投資家も多く、FX取引でも人気の資金管理法です。一気に億を稼いだというトレーダーの多くはこのピラミッティングによるものだと考えられます。
本記事ではピラミッティング手法のやり方とメリットやデメリットについて詳しく解説していきます。
この記事の目次
ピラミッティング手法とは
ピラミッティングとは1回のエントリーで通貨を保有するのではなく、エントリーを複数回に分けて投資する手法です。
運用状況や相場状況を見ながら、その後のポジションを徐々に増やしていきます。
常に複数のポジションを獲得していくことから、有効なリスクヘッジの手法として認識されています。
ナンピンと勘違いされやすいですが全く異なる手法です。
【関連記事】FXの良いナンピンと悪いナンピンを理解して利益を最大化する3つの手法
ピラミッティング手法には以下の3種類があり、目的や手法に応じてリスクコントロールが可能です。
- 順ピラミッティング手法
- 逆ピラミッティング手法
- イコール・ポジション
それぞれ解説していきます。
順ピラミッティング手法
順ピラミッティングは、ピラミッティングで最もオーソドックスな手法です。
最初に多くのロットを保有して、徐々にロットを下げたエントリーをしていきます。
トレンド発生とともにポジションを保有して、その後もトレンドが続くと判断した場合にロットを下げてポジションを保有していきます。
最初に持ったポジションは大きな値幅が獲得できるので、仮に3回目、4回目以降で相場が転換してきたとしても大きな利益が見込める手法です。
逆ピラミッティング手法
逆ピラミッティングは前述した順ピラミッティングとは逆で、徐々に保有するロット数量を増やしていく手法です。
ポジションの保有数が増えるごとにロット数量を増加させます。
1回目や2回目のエントリーで相場が転換してきた場合はリスク管理ができますが、3回目4回目のエントリーで損失が出てしまうと大損のリスクが生じます。
上のチャートのように、高ロットの保有したタイミングで転換があると、その後すぐに損切りをしたとしても損失の方が大きくなってしまいます。
1回目よりも後にエントリーするポジションの方がトレンド後半となるので、当然転換の可能性は上がる高まる仕組みです。
そのため、順ピラミッティング手法に比べるとリスクの高い手法と言えるでしょう。
イコール・ポジション
イコールポジションは一定のロット数量で買い増しをする手法です。長方形ピラミッティングとも呼ばれます。
ロット数量は一切動かさずに、ポジションの量だけを増やしていきます。
ナンピンと言われる手法と似ていますが、若干の違いがある資金管理法です。
- ナンピン → 思惑方向と逆に相場が進んだ時に買い増し
- イコール・ポジション → 思惑方向に進んだ時に買い増し
損失が出ている状態で買い増しをするのがナンピン手法です。
それに対してイコール・ポジションは、含み益が出ている状態から買い増しを行います。
ピラミッティングのエントリーと利益確定タイミング
ピラミッティングの具体的なエントリーポイントと利確のタイミングについて解説します。
ピラミッティングのエントリーポイント
- トレンドの見極め
- 押し目で追加エントリー
ピラミッティングのエントリーについて見ていきましょう。
トレンドを見極める
ピラミッティングのエントリーはまずトレンドが発生しているのかを見極めます。
弱いトレンドであればすぐに反転トレンド転換してしまうのでピラミッティングをする場合は強いトレンドが出るタイミングがベストです。
これは買いの場合も売りの場合も同様です。
強いトレンドであればそうそうトレンド転換することはないので、はじめのポジションを構築するポイントとなります。
押し目で追加エントリー
ピラミッティングは追加でポジションを構築していく手法です。
一発目にポジションを構築した後、2発目以降は押し目を狙ってポジションを構築していきます。
理由は、強いトレンドでも必ず押し目がきますが、押し目(調整)の後に再度トレンド方向に行く場合はトレンドが継続するということになるからです。
トレンドが継続しなければピラミッティングは終了(利益確定もしくは損切り)です。
利益確定タイミング
ピラミッティングの利益確定タイミングはいつなのか?
- トレンド終了と判断できたとき
- 自分が設定して利確ライン
ピラミッティングの利益確定は文字にしてしまうと単純ですが結構難しく悩むことが多いと思います。
トレンド終了と判断できたとき
上昇トレンド下降トレンドが終了した時点でピラミッティングを利確します。
具体的にはダウ理論が崩れたタイミングですね。
高値安値を更新できなかったときや安値を割ったタイミングなどです。
あとはダウ理論が崩れたら追加したポジションから徐々に決済していくというのも手です。
後半に構築したいくつかのポジションは損切りとなる可能性はあります。
ずっと上がり続ける下がり続ける相場はないので、ある程度のところで利確することをおすすめします。
【関連記事】相場の流れを読むサイクル理論|デイトレや決済ポイント判断にも応用
自分が設定した利確ライン
ピラミッティングの利確ラインでおすすめなのが、予め自分で利確目標を定めることです。
ポジション構築時に利確目標を設定してそこで全ポジションを決済します。
そうすることで全ポジションに含み益が出ている状態で決済できるのでおすすめです。
特に含み益が多くくなってくると、精神的にも有頂天になってしまい判断が鈍ることがあるため見極めは非常に難しくなるのでキリの良いところに目標設定して全決済してしまうのが良いでしょう。
ピラミッティング手法のメリット
次は、ピラミッティング手法のメリットを紹介します。
爆発的な利益が狙える
一番のメリットとして挙げられるのが、やはりピラミッティング手法は爆発的な利益が狙えるところです。
トレンドに乗ってピラミッティングできればロットが増えている分、ものすごい利益となります。
過去に莫大な利益を出した伝説的なFXトレーダーはこのピラミッティングのメリットを活かした手法が多いです。
勝率が低くても利益が見込める
ピラミッティング手法は勝率が低くても利益が見込めます。
1、2回のエントリーでトレンド転換があった場合を1敗としましょう。
その後の取引で1回~複数回の大きなトレンドでpipsを獲得できたとすると、前回1敗分の損失を上回る大きな利益を獲得可能です。
小さく負けて大きく勝つことができるので、たとえ勝率が低かったとしても相殺して利益が見込めます。
しかし、上でご紹介した逆ピラミッティング手法では、勝率に関わらず大きな損失を出す可能性があるので注意しましょう。
証拠金維持率を圧迫しにくい
前述したナンピンの手法では、相場が思惑方向と逆に進んだ時に買い増しをするので、証拠金維持率を大きく低下させます。
しかし、ピラミッティング手法では含み益が出ている状態で買い増しをすることから、証拠金維持率を大きく下げる心配がありません。
ナンピン手法に比べるとロスカットのリスクが低くなります。
仮にトレンドが継続して複数のポジションを持ったとしても、全てのポジションで含み益が出ている状態です。
その含み益により新規にポジションを持てるので証拠金を圧迫しません。
リスクヘッジのできる手法と言えるでしょう。
ピラミッティング手法のデメリット
次に、ピラミッティング手法のデメリットを紹介します。
注意点なども併せて見ていきましょう。
資金管理を崩しやすい
ピラミッティング手法は複数のポジションを保有するので、資金管理を崩しやすいというデメリットがあります。
そのため、保有するロット数量とポジションの量は自身でルールを設定しなければいけません。
仮に最初うまく取引ができたとしても、その後の取引で同じようにうまくポジションを取れるとは限りません。
資金管理を崩してしまうと一気に証拠金を失う可能性があるので注意しましょう。
特に、順ピラミッティングや逆ピラミッティングのようにロット数量を変える手法は注意です。
決済のタイミングが難しい
複数ポジションを保有するという性質上、決済のタイミングが難しいです。
決済とは利益確定だけではなく損切りの決済も含みます。
押し目買いや戻り売りのタイミングが分かっていないと、上手にピラミッティングで利益を出すのは難しいと言えるでしょう。
相場の判断やトレンド傾向の判断が重要になるので、相場分析の技術が向上してから取引に臨むことが賢明です。
早く利益が欲しいという欲だけで実戦をしてしまうと、反対に大きな損失を出してしまう可能性が高まります。
トレンド相場でしか機能しない
ピラミッティング手法は、トレンド相場を狙う資金管理法です。
一定水準の価格帯を行き来するレンジ相場では機能しません。
為替相場はトレンド3割レンジ7割と言われています。
そのため、トレンドのチャンスは少ないと考えていいでしょう。
短期売買のスキャルピングなどでは使えないので、デイトレードやスイングトレードといったある程度の期間保有するスタイルでないといけません。
ピラミッティング手法の注意点
資金管理
ピラミッティング手法の注意点として資金管理が挙げられます。
1回目のエントリーが失敗し、次にポジションを持つのがまずいと判断したら、2回目以降のエントリーは見送くります。
どういったタイミングでポジションを構築していくのか自分なりにルールを作らないといけません。
精神的負荷が掛かる
また、ポジションを保有した時点でトレンドが発生しているのかどうかは判断が難しいです。
ポジションが大きくなると精神的な負荷もあるので注意が必要です。
損失が大きくなる
利益が大きい分ピラミッティングに失敗すると今までの利益がすべて吹っ飛ぶほどの損失がでることもあります。
そのため、はじめのポジション構築の重要性が大きいのと、ピラミッティングに失敗したと思ったらはやめに損切りすることも重要です。
莫大な利益を得た投資家が多い
前述した通り、ピラミッティング手法は有名な投資家が莫大な利益を得た手法です。
資産3兆円超えの投資家であるジョージ・ソロス氏もピラミッティング手法で利益を得た一人です。
また、FXに限らず株取引でも実践している投資家もいます。
代表的な方ではcisさん(資産230億円超え)もいらっしゃいます。
うまく活用できれば一攫千金を狙える手法でもあるので、まずは相場分析を極めてから注意点も考慮しながら実戦するようにしましょう。
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