FXの単位は「pips(ピップス)」です。
トレード経験はあるものの、実はよく分かっていない方も多いかもしれません。
そこで今回は、FXのpipsについて基礎知識から解説します。
本記事を最後までご覧いただくことで「1pipsにこだわる理由」が分かり、より優位性の高い取引ができるようになります。
この記事の目次
FXの1pipsとは?通貨ペアによって違う?
FXのpips(ピップス)とは、通貨間の取引における最小単位(※)のことです。
例えば、米ドル/円の場合は、「Bid 103.500」「Ask 103.503」のように表示されますが、これをわかりやすくすると、
売値1米ドル=103.500円、買値1米ドル=103.503円 となります。
つまり、日本円であれば「1pips=1銭」という計算です。※1円=100銭計算
(※)現在ではFX会社のスプレッド競争により、小数点第3位まで為替レートが表示されています。そのため、pipsよりも小さい単位があることになり、最小単位という表現は適切ではない状況となっています。実際に影響するのはPipsであり、pipsは小数点第2位のことだと理解しておきましょう。
また日本円ではなく、ユーロ/米ドルのようなドルストレートの場合は、通貨の単位が米ドル(セント=日本の銭のこと)になるため、通貨によってスプレッドの表記が変わってしまいます。
そのため、FXの共通単位としてpipsが使用されているのです。
FXの1pipsにこだわる理由とは
ここからは、FXの1pipsにこだわる理由を5つご紹介します。
それぞれについて把握することで、優位性の高い取引を実現しましょう。
【FXの1pipsにこだわる理由とは】
- 損切りによる損失を最小限にできる
- 利益確定による利益を最大化できる
- スプレッドによる実質の手数料を相殺できる
- 1pipsの積み重ねでトータルの損益が改善する
- 「1pipsの壁」を実感できると成長の証拠になる
損切りによる損失を最小限にできる
1pipsにこだわると、損切りによる損失を最小限にできます。
成行注文で損切りした場合、スリッぺージが発生するリスクがあるため、想定よりも損失額が大きくなる可能性があります。
そのため、気がつかないうちに損している状態が続き、損切り貧乏に繋がってしまうのです。
一方で、1pisp単位まで細かく逆指値注文を入れることで、1回のトレードごとの最大損失額を確定できるため、リスク管理しやすくなります。
これらの差は、トレードの回数を重ねるほどに広がるため、塵も積もれば山となるという言葉の通り、トータルの損益に影響するものだと覚えておきましょう。
利益確定による利益を最大化できる
1pipsにこだわると、利益確定による利益を最大化できます。
これは、損切りの逆の話になりますが、理屈は同じです。成行注文では「本来なら獲得できていた利益」を逃す可能性があり、不利な為替レートで決済してしまうこともあります。
一方で、1pipsにこだわって指値注文を入れると、1回のトレードごとの最大利益額を確定できるため、資金管理しやすくなります。
損失をなるべく減らして利益を少しでも増やすためには、1pips単位まで細かく意識することが重要です。
スプレッドによる実質の手数料を相殺できる
FXにスプレッドはつきものですが、これはトレードにおける実質の手数料です。
そのため、売買ごとの手数料を減らすことができれば、優位性の高い取引ができます。
とくに、スプレッドは往復で発生するため、新規買い注文をした場合は、決済の売り注文とあわせて往復分のスプレッドが発生しているのです。
例えば、スプレッド0.3pipsで10ロット(10万通貨)の米ドル/円を買った場合、往復で6pips(=0.3pips×10ロット×往復)の損失からスタートすることになります。
このとき、利益確定ラインを1~6pips上げることでスプレッドによる手数料を相殺でき、逆に損切りラインを1~6pipsズラすことで損失を減らすことができます。
10ロットの1pipsは1000円なので、これが10回や100回と積み重なると、1pipsにこだわる場合と、まったく意識しない場合では、長期的に見て大きな差があることがわかるでしょう。
1pipsの積み重ねでトータルの損益が改善する
なかなかFXの利益が安定しない場合、トレード手法や時間軸を再考して改善することもありますが、そもそも資金管理が原因のパターンが多くあります。
なぜなら、1pipsにこだわらないと、気づかないうちに損している状況に陥るからです。
ここまで解説した通り、1pipsの差は長期的に見ると大きな差になります。
そのため、損切りするときは「スプレッドを考慮すると損切りラインは後2pips動かせるな」、また利確するときは「ここで部分利食いして、残りはスプレッドを相殺できる位置に変えよう」など、細かく獲得pipsを調整することでトータルの損益を改善するのです。
手法などにこだわることも重要ですが、前提である資金管理に重点を置くと結果が出やすいと言えるでしょう。
「1pipsの壁」を実感できると成長の証拠になる
FXトレードは、結果(トータルの損益)でしか自分が成長したことを実感できません。
そのため、利益が続けば成長した、損失が多ければ成長していないと思いがちです。
しかし、それらはあくまで結果論であり、利益が安定するまでが大変なので、多くの方は成功までの過程でも成長を実感したいでしょう。
そんなときは1pipsの壁を目安にしてください。
1pipsの壁とは、「本来の利確ラインよりも1pipsだけ欲張ってみよう」「半分のロットは損切りラインを2pipsだけズラそう」といった、微妙なラインを攻めることで見えるものです。
1pipsにこだわっていると、不思議と「利確ラインまで後1pipsのところまで来たのに届かなかった」「損切りラインにドンピシャでついてしかもそこから反転した」といった、1pipsで葛藤する経験をすることが多くあります。
これらは、1pips単位まで細かい調整することで得られる経験です。そして相場の感覚が研ぎ澄まされてくると、「利確ラインの±2pips以内でトレンドが終わることが多い」「損切りラインまで残り1pipsで反転した」など、1pipsの壁際の攻防を制すことができます。
つまり、1pipsにこだわることで相場の感覚が研ぎ澄まされていき、1pipsの攻防によって、1回のトレードごとに成長を実感できるのです。
1pipsにこだわることで相場の見え方が変わる
たかが1pips、されど1pipsというように、最小単位である1pipsにこだわることで、相場の見え方が変わります。利益確定では、より利益を伸ばすための姿勢が備わり、損切りでは、なるべく損失を抑えるためのリスク管理ができます。
意識していないと、気づかないうちに小さな損を重ねていることになるので、ぜひこの機会に1pipsにこだわったトレードを心がけるようにしましょう。
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