VPSを無料で使う方法｜MT4/MT5でEA自動売買を24時間稼働

MT4/MT5（メタトレーダー）でEA（自動売買）を稼働させていて、24時間EAを安定稼働させるべくVPSを検討されている方も多いのではないでしょうか？

今回は、VPSを無料でレンタルできるサービスを探している方へ紹介する記事です。

無料VPSは「XMtrading」「TitanFX」で提供されています。

無料利用には条件がありますが、正直これを利用しない手はないです。

まずは、VPSとは何かわからない方へ解説を行いますので、VPSについて説明不要な方は目次から必要な情報へ飛んでくださいね。

この記事の目次

1 VPSとは
- 1.1 VPSのメリット
- 1.2 VPSのデメリット
2 無料VPSを利用する方法
- 2.1 XMtradingで無料VPSを利用する
  - 2.1.1 XMのVPSを無料で利用する条件
- 2.2 TitanFXで無料VPSを利用する
  - 2.2.1 TitanFXのVPSを無料で利用する条件
3 まとめ

VPSとは

VPSとは、Virtual Private Server（バーチャル・プライベート・サーバー）の略で仮想サーバーとも言います。

要は、仮想のパソコンに24時間稼働可能な自分専用のデスクトップ環境を作ることができ、どこからでもアクセスできるようになります。

スマホからでもアクセス可能です。
ここまでの理解で十分です。

VPS（仮想サーバー）は、ホストOS上にユーザごとにゲストOSが用意されているので、ゲストOS同士は干渉しません。

また、共用サーバーより負荷に強く、ゲストOS上でソフトウェアの運用ができるのも特徴になっています。

1台のサーバーを占有できる専用サーバよりも性能は劣りますが、共有サーバーよりは性能は高いと言えます。

料金は専用サーバよりはVPSのほうが断然安くすみます。

デメリットしては、VPS含め、共有サーバ、専用サーバは設定をご自身で行う必要が出てくるということ。

ただし、サーバ運用はVPS提供会社が行うので、やることは設定のみ。VPSの設定などそんなに難しいものではありません。

少し話がややこしくなりましたが、要はVPSは性能も良くコストも安いということです。

VPSのメリット

EAを稼働させるなら機会損失を防ぐためにVPSは必須だよ。

自宅でEAを24時間稼働かせておくには、自宅PCにMT4/MT5を入れて24時間起動させておく必要があります。

そして、EAを安定して稼働させておくにはそれなりの環境が必要になってしまいます。

それなりの環境とは、通信が安定している（一時的にでも通信が切れない）、再起動が掛からない（停電やwindowsアップデートなどで再起動されない）環境です。

MT4/MT5でEA自動売買を自宅で24時間稼働させるための４つの注意点と設定

なかなかそのような環境を自宅PCで作るのは大変なので、複数のEAを稼働させるEAトレーダーはVPSを利用しています。

もはやEAトレーダーはVPSが必須といっても過言ではありません。

EA自動売買を行うトレーダーは、VPSはメリットが多いのが特徴です。

自宅PCを24時間稼働させておく必要がない（電気代やPCの消耗がない）
PCのスペックや回線環境を気にする必要がない（トラブルによる取引停止リスクがない）
停電による取引停止のトラブルがない
取引（約定）のスピードが速い（通信速度が高速）

PCのスペックにもよりますが、24時間MT4を立ち上げてEAを稼働させておくには月額で2,3千円は電気代は掛かるでしょう。そして、パソコンはサーバーと違い24時間稼働用に作られていないので、ハード的な消耗も激しくなります。

このようなことからコスト的にもVPSを導入したほうがメリットが高いことがわかります。

VPSのデメリット

VPSをレンタルする場合は、当然費用が発生します。

またVPSの設定は自分で行う必要が出てきます。

月単位でVPSを契約して料金が発生する（通常のVPS契約　約2000円～3000円/月ほど）
（ただし、今回紹介するVPSは無料なのでコストはゼロ）
VPSの設定や運用を自分で行う必要がある

デメリットとして挙げた費用面が無料になれば、ほとんどデメリットはなくなります。

PCの24時間稼働の電気代を考えればデメリットというほどではないですけどね。

それではVPSを無料で利用する方法の紹介です。

無料VPSを利用する方法

はじめに紹介させていただいたように、無料VPSは「XMtrading」「TitanFX」で提供されています。

それぞれ利用条件などを確認していきましょう。

XMtradingで無料VPSを利用する

日本人トレーダーに人気の海外FX業者XMトレーディングでVPSが無料で提供されています。ただし無料でVPSを利用するには条件があります。

XMのVPSを利用することで、約定スピードが格段に上がるのでEAによる自動売買にはかなり向いています。

取引の制限なども特にないので自由度も高い人気のサービスです。

まずは、XMに口座がないことには話にならないので、XMにリアル口座がある前提で話を進めていきます。

XMの口座開設の全手順

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今すぐXM口座開設

XMにログイン後、メニューの「口座」から「VPS」をクリックします。

口座IDを確認後に「VPSをリクエストする」をクリックします。

XMのVPSを無料で利用する条件

取引口座に1,000ドル以上（もしくはその他通貨での同等額）の取引口座残高を保有している
過去30日間に最低往復5ロット（スタンダード口座）またはマイクロ口座の場合は往復500ロット（FX、ゴールドまたはシルバー）の取引を行った場合、無料でXMのVPSが利用できる

上記2点を満たす必要があります。

この条件から外れた場合は、毎月28ドルがXM口座から引き落とされるようになります。
口座残高がなければ引き落としされることはありません。VPSは停止されるだけです。

例え、条件が満たされていなくても、28ドルで利用できるのは安価といえます。

また、初月は費用が掛かったとしても、次の月からはEAによる自動売買で取引量を増やして無料にする方法もあります。なお、この条件はすべての口座合算で可能です。

毎月1日に上記条件を満たしているか確認が行われます。

TitanFXで無料VPSを利用する

TitanFXの無料VPSは2023年7月20日から提供開始のサービスです。

無料VPSの利用条件を確認しましょう。

TitanFXのVPSを無料で利用する条件

初月申請時	申請時に5,000 USD（JPY 600,000）の有効証拠金があり、かつ過去30日間で5ロット以上の取引
2ヶ月目以降	毎月1日に5,000 USD（JPY 600,000）の有効証拠金があり、かつ前月に5ロット以上取引

口座残高はXMよりも多い60万円以上が必要ですが、取引ロット数は同じ5ロットです。

無料利用の条件の5ロットは下記期間で計算されます。

初回 - 申込日の30 日前から申込日
2ヶ月目以降 - 前月の1日 00:00:01から前月の最終日 23:59:59（サーバー時間）まで

上記条件が満たされていない場合は、USD28 / JPY3,000 が月額料金として口座から差し引かれます。こちらはXMと同じですね。

まとめ

VPSを無料で使える方法の紹介でした。

自宅のPCでEAを動かして動作が不安定だと感じたら、VPSで本格的にEAを24時間安定稼働させましょう。無料で利用されたいのであれば、XMの無料VPSのようなサービスを利用することをおすすめします。

本気で自動売買EAで稼ごうと思ったらVPSは必須です。
条件を満たせば、月額料金が掛かることもないのでメリットがたくさん感じられるでしょう。

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