FXでは、レンジ相場よりもトレンド相場を狙う事で大きな利益の獲得ができます。
本記事で紹介するのは、そんなトレンド分析で有効な「DMI」というテクニカル指標です。
DMIの特徴や使い方を把握して、より精度の高い相場分析を目指しましょう。
この記事の目次
DMIとは
DMIとは、市場動向を見極めるために開発されたテクニカル指標です。
オシレーター系で人気のRSIを開発した、米国のJ.W.ワイルダーという方が考案をしました。
【関連記事】RSIと相性の良いインジケータを使って高勝率!押し目買いと戻り売り
RSIは相場の買われすぎや売られすぎを示すオシレーターですが、トレンド相場になるととことん弱いという欠点があります。
DMIはその欠点をカバーするために開発されており、トレンド発生の有無や強弱を示す優秀なインジケーターとして多くのトレーダーに愛用されています。
3本の線でトレンド動向を示す
DMIは、MT4チャート上部の「挿入」→「インディケータ」→「トレンド」→「Average Directional Movement Index」の順にクリックするとサブチャートへ表示できます。
ご覧のように、3本の線が表示されるテクニカル指標です。
- +DI 上昇トレンドの可能性を判断する
- -DI 下降トレンドの可能性を判断する
- ADX トレンドの強弱を判断する
計算式は以下の通りです。
- +DI=(n日間の+DMの合計)÷(n日間の最大値の合計)×100
- -DI=(n日間の-DMの合計)÷(n日間の最大値の合計)×100
- ADX=(+DIから-DIを引いた値の絶対値をDIの合計)のn日間平均
終値の比較は一切関係なく、当日の高安値が前日の高安値に比べてどちらかが大きいかを示しています。
RSIのように価格が判断基準にならず、相場の平均値(ボラティリティ)からトレンド分析を行うというものです。
n値はデフォルトで14が設定されていますが、この期間に正解はないので、自身の手法に合わせて調整をしていきましょう。
DMIの見方
DMIを活用する見る際は、まず+DIと-DIのクロスに焦点を当てます。
- +DIが-DIを下から上に上抜く→買いのシグナル
- +DIが-DIを上から下に下抜く→売りのシグナル
上記のように判断が可能です。
この+DIと-DIの間に空間が大きく発生していると、トレンドが強い事を意味しています。
また、ADXの位置も重要となります。
- 上昇トレンド発生中にADXが上昇すると買いシグナル
- 下落トレンド発生中にADXが上昇すると売りシグナル
買い売りどちらのシグナルでも、トレンドの前兆や発生中はADXも上向きになる仕組みです。
通常のオシレーターのように、下落トレンド過程では下向きになるというわけではありません。
サブチャート上にはメモリがありますが、ADXがメモリの下方向を推移している状態はレンジ相場であると捉えられます。
反対に上昇方向で推移しているとトレンドの発生と捉えられて、相場の強弱が分かる仕組みです。
DMIの活用方法
次に、DMIの活用方法を見ていきます。
具体的な手法だけではなく、環境認識の方法についても見ていきましょう。
トレンド発生後の順張り
DMIは、トレンド発生後の順張りで活かせます。
前述した+DIが-DIを下から上に上抜いた状態で、ADXが上方向に推移したら上昇トレンドの継続を狙った順張りです。
反対に、+DIが-DIを上から下に下抜いて、ADXが上方向に推移したら下落トレンドの継続を狙います。
トレンドの前兆から狙えるので、大きなpips幅を狙うのに適していると言えます。
多くのトレンド系オシレーターでは、トレンドがしっかり発生してから反応するのに対して、DMIではトレンドを作り出した時から狙えます。
その分ダマシは増えますが、取引回数を多くしたい方におすすめの分析手法です。
もちろん、DMIだけの分析では勝率を落とすので、三角持ち合いやレンジの継続といった、他のトレンド前兆の根拠を付け足すと良いでしょう。
トレンドとレンジの環境認識
次は、トレンドとレンジ相場の環境認識に使うという方法です。
環境認識をする際はADXの動きだけを注目します。
ADXは、相場の強弱に対して敏感に反応するという特徴があります。
DMIをチャート挿入する際に、ADXのレベルを25ほどに設定して表示させましょう。
この25という数値はトレーダーの手法によって差がありますが、一般的に用いられている水準として見ておけば良いです。
ADXの線が25以下を推移していると、その相場はレンジ相場が発生していると認識できます。
レンジが発生するという事は、順張りは通用せずに逆張りの強い相場と判断可能です。
短い時間足であったとしてもスキャルピングに有利と言えるでしょう。
反対に25以上を推移していると、トレンド相場が発生している状況です。
トレンド相場の場合は、ADXの角度が急なポイントよりも、角度が緩やかに上昇している方が強いトレンドになりやすい傾向にあります。
トレンド転換を察知した決済ポイントの把握
トレンド相場にうまくエントリーできた時、DMIは利益確定の決済をする際にも活用可能です。
トレンド発生時は、+DIと-DIに大きな空間が広がりますが、トレンドの力が弱まってくると収縮していきます。
収縮後に2つの線がクロスしたポイントが、利益確定の判断として妥当と言えるでしょう。
また、その際にADXがどの位置にあれば決済をするかといった、自分なりの根拠を持っておくと良いです。
DMIは相場の上昇下落で敏感に反応するので、上チャートのように25ラインに再度戻ってきた箇所でも充分な利益が出ている場合があります。
DMIの注意点
DMIはトレンド分析に優秀なツールですが、DMIだけではダマシが多いという欠点があります。
仮に+DIと-DIがクロス、ADXが上昇したとしても、明確なトレンドにはならずレンジが継続する事もあるのです。
その際には、小さな利益or損失で終わる可能性もあります。
負け数は増える懸念はありますが、1回のトレンドで期待できる利益は大きい指標であると覚えておきましょう。
FXは1勝9敗でも、1勝分の利益が大きければ利益が出るものです。
しかし、負け数が多いと資金管理を崩してしまう方が多いので、負けをしっかり受け入れられるトレーダーのみ活用すると良いでしょう。
または、他の複数根拠を付け足して精度を高める事も重要です。
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