FX取引では、ローソク足を使った相場分析がテクニカルの基本となります。
そのローソク足のパターンを見た「プライスアクション」を理解することで、普段の相場分析やエントリーで精度を上げられるのです。
本記事ではそんなプライスアクションをテーマに、概要や覚えておくべきパターンを詳しく解説します。
この記事の目次
プライスアクションとは
プライスアクションとは、簡単に言うとローソク足のパターンを指します。
- プライス → 価格
- アクション → 動き
直訳すると価格の動きとなりますが、チャート上に表示させたローソク足の形を見ることで売買動向や先の値動きが予測できるというものです。
トレーダーの間ではこのプライスアクションを強く意識して売買するため、パターン通りに動きやすい傾向にあります。
ローソク足の形状を見て「相場の転換点」もしくは「トレンド継続」を判断する事で、エントリーする方向やタイミングが分析しやすいです。
また、トレンド継続や転換の判断ができれば、注文後の利益確定ポイントや損切りのポイントを判断するのにも役立ちます。
為替相場は投資家の大衆心理で形成されるので、プライスアクションのようなローソク足のパターンを分析する事が重要となるのです。
プライスアクションは全ての時間足で共通
プライスアクションのようなローソク足のパターンは、決まった時間足だけでなく全ての時間足で共通します。
トレーダーによって分析する時間足はそれぞれですが、日足や週足といった長い時間足や1分や5分といった短い時間足でも共通です。
そのため、トレードスタイルがスキャルピングのような短期売買やスイングトレードのような長い時間足であったとしても覚えておくべき事と言えます。
時間足は短くなればなるほど騙しが増えるという特徴もありますが、その分チャンスは増えるので自身の手法や取引スタイルに合わせて分析をしてみましょう。
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覚えておくべきプライスアクション
次に、FXトレードで覚えておくべきプライスアクションを紹介します。
プライスアクションには様々なパターンがありますが、まずは重要なものを押さえて自身のトレードに活用してみましょう。
スパイク
スパイクとは、登山靴やスポーツで使われる靴のように「先のとがったもの」を指します。
プラスアクションにおけるスパイクも同じで、相場の天底でローソク足がヒゲを突き出した状態を表現しています。
これは上昇局面でのスパイクを表した画像です。
上昇トレンドの転換となるポイントで、上に長いヒゲが出現している事が分かります。
上昇局面であれば陽線での上ヒゲ、下降局面であれば陰線の長い下ヒゲを付ける傾向です。
このパターンが出現すると、その後とトレンドの転換となりやすく逆張りが有効となる相場状況です。
トレンド方向への長いヒゲは投資家達の利確ポイントとして意識されやすく、決済による相場の転換になりやすいです。
スラスト
スラストは「押す」「推進力」といった意味を持ちます。
上昇局面の場合は直前のローソク足が上髭を付けたポイント、もしくは意識されている価格帯を上にブレイクする事を指します。
下落局面では直前のローソク足の下ヒゲ、または直近で意識されている価格帯を下にブレイクした状況です。
高安値の更新が強く推進されている状態で、投資家の心理には「まだまだ強いトレンドが続く」と意識されます。
トレンドの継続が見込めることから、順張りを狙ったエントリーや利益確定を待つといった判断が可能です。
4時間足や日足で分析するトレーダーは、トレンド過程でこのパターンが出現をすると更なるトレンドの継続を狙ってエントリーが集中する傾向にあります。
アウトサイド
アウトサイドは、別名で包み線とも言います。
その時のローソク足が前回のローソク足をしっかり包みこむチャートパターンです。
- 前足陰線 → 次足で大陽線
- 前足陽線 → 次足で大陰線
前足の値動きと正反対の方向に大きな値動きが生まれた事を示しており、大きくなったローソク足の方向に相場が進みやすいです。
- 大陽線 → 上昇トレンドの前兆
- 大陰線 → 下落トレンドの前兆
また、大陽線後に小さな陰線、大陰線後に小さな陽線が出現する事をインサイドと言います。
アウトサイドとインサイドは交互に出現する可能性もあり、その場合はトレンドの方向性が決まっていない状況になります。
保ち合いといったロング勢とショート勢が均衡している場合でも、このアウトサイドが出現しやすいです。
その場合は、「次にどちらの方向にブレイクするか」を意識して見るようにしましょう。
持ち合い後のブレイクが投資家の売買に影響するので、順張りに有効なチャートパターンであると言えるでしょう。
ランウェイ
為替相場では高安値ラインの価格帯が意識されやすいですが、そのラインで必ず反発をするわけではありません。
ラインというものは必ずブレイクして、高安値の更新に繋がります。
その高安値更新で意識されやすいプライスアクションがランウェイというパターンです。
直近のローソク足が、高安値付近で数回の反発をした後に出現しやすいです。
複数回の反発を繰り返したのちに、1本のローソク足でブレイクしてくると高安値更新後の新たな価格水準で推移する傾向にあります。
レジスタンスラインやサポートラインの転換でも重要な要素となります。
レジサポの転換では、それまで意識されていた価格帯をブレイクしたあとに、異なる価格帯で値動きが推移します。
これが意識される価格帯で、全く反発をせず急にブレイクしてくるとだましの可能性が高まります。
あくまでも、数回の反発をしたあとにラインブレイクをしてくると価格帯の転換になりやすいと考えておきしょう。
プライスアクションに加えて根拠付けが重要
プライスアクションは、先の相場を予測するのに有効な分析手法です。
しかし、プライスアクションのみでエントリーをすると高い勝率は出せないでしょう。
インジケーターなどの他の根拠をプラスアルファで付ける事が重要となります。
プライスアクションのみではだましの発生に気づけない他、明確な根拠付けにはなりません。
あくまでも分析補助のような認識で、自身の手法に組み込んでみるといいでしょう。
ローソク足は投資家の大衆心理を表すものなので、しっかり分析をして精度の高い取引をして見てください。
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