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FXでナンピンマーチンゲール系EAはいつか破綻する危険な手法

更新日:

FXのシステムトレードを行う自動売買EA(Expert Adviser)にナンピンマーチンゲールというものがあります。

利益推移のグラフできれいに右肩上がりのEAはナンピンマーチンゲール系EAの可能性が高いです。

このナンピンマーチンゲール系EAはいずれ破綻するので手を出さないのが正解です。

FXのナンピンマーチンゲールとは

ナンピンマーチンゲール EA 危険

FXでいうナンピンマーチンゲール手法とは「ナンピン」と「マーチンゲール」を合わせた手法のことです。

それぞれの手法をみてナンピンマーチンゲール系EA自動売買の動きを理解しましょう。

ナンピンとは

ナンピン(難平)とは、エントリーした価格から下がったらロットを追加して平均取得価格を下げる手法です。

価格 ロット 合計ロット 平均取得価格
100円 1ロット 1ロット 100円
98円 1ロット 2ロット 99円
96円 1ロット 3ロット 98円
94円 1ロット 4ロット 97円

はじめの取得価格から逆行することでナンピンして平均取得価格を下げることができます。

上の例の場合、94円まで下がった段階で合計ロット数が4ロットで平均取得価格が97円なので、97円以上になれば利益が出る計算になります。

ナンピンは平均取得価格が下がるのがメリットです。

マーチンゲールとは

マーチンゲールはほぼ100%勝てると言われていますが実際はどうなのでしょうか?

マーチンゲールはマーチンゲール法と言われ、もともとはカジノの世界で使われていた手法で、研究され発展していったとてもシンプルな取引手法です。

どういった手法かというと、はじめにベットした金額を勝負に負けたら倍々に増やしていくというもの。

勝つまでかけ金を倍々に増やしていきます。

どれだけ負けても、一度でも勝てればその時点で利益がでるようになっています。

回数 かけ金 勝った時の利益
1回目 10 10
2回目 20 20-10=10
3回目 40 40-10=10
4回目 80 80-70=10

単純に倍々でいった場合、何回目で勝っても勝った時の利益は初めのかけ金の儲けとなる。

 

これをFXの取引に応用してエントリーして勝つまでロットを増やしてさらにエントリー。

勝てば終了で振出しに戻り、負ければ損切りして再エントリーを繰り返します。

場合によっては、損切せずに一定水準まで下がったら、何倍かのロットで再度エントリーして、全保有ポジションがプラスに転じたら決済するという方法もあります。

こういった取引手法をすべてマーチンゲールと呼びます。

FXのナンピンマーチンゲール

FXで「ナンピン」+「マーチンゲール」を組み合わせると下記のようになります。

価格 ロット 合計ロット 平均取得価格
100円 1ロット 1ロット 100円
98円 2ロット 3ロット 98.66円
96円 4ロット 7ロット 97.14円
94円 8ロット 15ロット 95.46円

見ての通り、ナンピンマーチンゲールでは100円から買い下がり94円になったら、平均取得価格は95.46円とかなり下がります。通常のナンピンでは94円の段階で平均取得価格が97円ですからナンピンマーチンゲールはすごい威力だとわかると思います。

ナンピンもナンピンマーチンゲールも一度エントリーしたら、一度も損切りせずにロットを追加していくのが特徴です。

ナンピンマーチンゲールのメリット

マーチンゲール法は、資金が無限にあれば限りなく100%勝てる手法です。

1回の取引で勝つ確率は単純に50%だとすると、10回連続で負けるまたは勝つ確率は0.1%になります。(50%の10乗)

つまり、10回連続で負けても良いように資金管理ができさえすれば、10回目には99.9%勝てる手法ということになります。

 

ナンピンマーチンゲールのデメリット

まず下の表を見てください。

ナンピンマーチンゲールを1回目1000通貨で始めたとして、10回目まで到達したときの累計ロット数を見てください。

ナンピン回数 ロット 累計ロット
1回目 1000 1000
2回目 2000 3000
3回目 4000 7000
4回目 8000 15000
5回目 16000 31000
6回目 32000 63000
7回目 64000 127000
8回目 128000 255000
9回目 256000 511000
10回目 512000 1230000

ナンピンマーチンゲールが10回目に達したときの累計ロットは、なんと123万通貨まで膨らみます。

上の表を見れば誰しもリスクが先行しているように感じるはずです。

 

確率論では限りなく100%勝てるように思えるマーチンゲールですが、現実に資金が無限にあるわけがないのでそうは上手くはいきません。

FXは一度強いトレンドが出ると大した逆行もせずに動くことがあるので10回目までナンピンマーチンが行われる可能性もあるわけです。

 

FXのナンピンマーチンゲール式EAはいつかは破綻する危険な手法

ナンピンマーチンゲール手法を用いたEA自動売買もはじめは面白いように利益がでることもあるでしょう。

でもいつかは破綻するのが目に見えています。

一度のロスカットですべての資金を失うほどの打撃を受けるのがナンピンマーチンゲールを用いたEAです。

ただし、上級者向けですが、裁量トレードで根拠のある位置からナンピンマーチンゲールを行うのなら良い手法です。

例えば、1000通貨ではなく100通貨や10通貨でマーチンゲールを始めればリスクも少なく済み面白いトレードができるかもしれません。

実際にこのように「少ないロット数」からナンピンマーチンゲールを始めて楽しんでいる方もいます。

 

魅力的な手法なのでリスクを理解した上で利用するなら面白い手法だと言えます。

 

まとめ

FX自動売買EAのナンピンマーチンゲールについて解説しました。

ちょっと考えると危険な手法ですが、世界中のEA制作者はマーチンゲール法に夢をいだき、今でも聖杯を探して日々研究されています。

 

実際にマーチンゲール系のEAも無数に存在します。

理由の一つとして、ナンピンマーチンゲールを採用しているとバックテスト結果のグラフを表示したときに、きれいに右肩上がりに収益が上がっていくように見えるというのもあります。

そうすると、ナンピンマーチンゲール系のEAだとわからない人は「お、すごい安定して利益の出るEAだな」と思われて購入されるからですね。

このような手法が一時期ものすごく多く出回っていました。

やっかいなのがEAに「ナンピンマーチンゲール」なんて書いてないところです。

 

ナンピンマーチンゲール系のEAを試す際には、ある程度の利益が出たらやめるなどデメリットも念頭に利用するように心がける必要があります。

 

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