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テクニカル

オーサムオシレーターのMT4/MT5への設定方法と実践的な使い方

更新日:

オーサムオシレーター(Awesome Oscillator)は相場のトレンドを測るのに非常に使いやすいオシレーターです。

オーサムオシレーターのAwesomeは、「素晴らしい」という意味があり、相場のトレンド状態を見極めるのに優れています。

本記事では、オーサムオシレーターの設定方法や応用方法を紹介します。

オーサムオシレーターの基本的な読み方

MT4にオーサムオシレーターを表示させてみました。

緑のバーが上昇していることを示し、赤のバーが下降していることを表しています。グラフが長いほど勢いが強いということです。

オーサムオシレーターは、棒グラフの方向性が上向きの場合には上昇トレンドを、下向きの場合には下降トレンドを示します。

これにより、トレンドや相場の方向性だけでなく、その強さや弱さも視覚的に把握することができます。

オーサムオシレーターは細かい値動きも捉えることができるため、デイトレードやスキャルピングなどの短期取引から長期取引まで幅広く対応可能です。

また、オーサムオシレーターは主要な相場分析ツールであるMT4やMT5などで標準装備されています。ビル・ウィリアムズ系インジケーターの一つであり、オシレーター系ツールに属します。

このツールは、上昇バー、下降バー、および0ラインから成り立っており、これらを活用して相場を分析できます。

さらに、オーサムオシレーターはトレンドの始まりや終わり、勢いの強さや弱さ、相場の転換など、3つの視点から相場を考察することができます。

注目するポイントは「0ライン基準」「バーの色の転換」「ダイバージェンス」です。

0ライン基準

バーの方向と0ラインとの関係をチェックしましょう。上図の黄色のラインが0ラインです。

上昇トレンドではバーが0ラインより上に、下降トレンドでは0ラインより下に出ます。

トレンドの方向によって、バーの動きが0ラインを基準に変わるのがわかります。これを見ることで、トレンドの始まりや終わりを見極められます。

シンプルで、相場の方向性をつかむのに最適ですね。

バーの色の転換

次にオーサムオシレーターのバーの色が変わっている箇所を見ていきましょう。

バーの色が変わるタイミングは、相場が小さな反転を示しています。これを、0ラインを基準としたバーの向きと組み合わせて見ることで、具体的な戦略が立てられます。

例えば、上昇トレンドの場合、赤色の上昇バーが青色に変わると、上昇の勢いが弱まり、小さな反転が起こっていることを示します。

同様に、下降トレンドでは青色の下降バーが赤色に変わると、下降の勢いが弱まり、小さな反転が起こっていることを示します。

ダイバージェンス

次にオーサムオシレーターの高低差に注目します。

バーの高低差とローソク足の動きを比較すると、基本的には相場の高低差とオーサムオシレーターの高低差が一致しています。

しかし、相場の動きによっては逆の方向に向かうことがあります。

これがダイバージェンスです。
RSIやMACDを学んだ方は聞いたことがあるかもしれません。

ダイバージェンスとは、オシレーター系ツールの高値(もしくは安値)と相場の高値(もしくは安値)が食い違っている状態を指します。

このようなダイバージェンスが生じると、相場の転換が起こる可能性が高まります。

オーサムオシレーターの計算方法

ここで、理解を深めるためにオーサムオシレーターの計算方法もみてみましょう。

オーサムオシレーターは、5期間移動平均線と34期間移動平均線から導き出されます。
まず、中央値が求められます。この中央値は、直近の高値と安値を足して2で割った値で、これを0として上下にプラスマイナスの数値が表示されます。

中央値 =(高値 + 安値)÷ 2

オーサムオシレーター = 5期間移動平均線の平均値 - 34期間移動平均線の平均値

そして、オーサムオシレーターの数値を算出します。

これは5期間移動平均線の平均値から34期間移動平均線の平均値を引いたものです。

この数値が中央値からの乖離を示し、プラスかマイナスでグラフに表されます。

オーサムオシレーターのバーの高さは、移動平均線2本の乖離距離を示しています。

つまり、移動平均線2本が近づくほど、相場の勢いが落ちている状態やトレンドの高値や安値を更新できなかったことを意味します。

ダイバージェンスを使用して取引をするときの注意点

オーサムオシレーターではダイバージェンスを使用してエントリーチャンスを見極めるという使い方がメインです。

ダイバージェンスは相場の状況を視覚的に分析できるので、使いやすいです。

ただし、トレードの際には注意が必要です。

トレンド転換が必ず起こるわけではない

オシレーターは、FXや株式取引において、過去の相場の一定期間に対して、現在の価格が買われ過ぎているか、売られ過ぎているかを示すテクニカル指標です。

買われ過ぎや売られ過ぎの状態が続くと、オシレーターはそれを普通の状態と見なし、対応するサインを出さなくなります。

逆に、買われ過ぎや売られ過ぎがほとんどない状態が続くと、わずかな価格の変動でもオシレーターは対応するサインを出します。

この特性を踏まえて、チャートの分析に戻りましょう。

チャートの左側にも上昇トレンドが続いていることがわかります。そして、ダイバージェンスが発生した場所は、はっきりと上昇トレンド中です。

そのため、価格が高値を更新していても、その更新幅が小さい場合、オシレーターは買われていないと判断して、高値を切り下げます。このことがダイバージェンスの発生をもたらしています。

つまり、ダイバージェンスが発生しても、その背景を考慮しなければ、サインとしての役割を果たしません。

ダイバージェンス以外のインジケーターと一緒に使用する

相場を100%予測できるテクニカル指標や手法は存在しません。

ダイバージェンスだけに頼ると、ダマシにあう可能性が高まります。ダマシとは、相場が予測とは逆方向に動くことです。

他の指標と併用すれば、トレンド転換のタイミングをより正確に把握できます。
応用編では移動平均線のゴールデンクロス、デッドクロスと組み合わせたロジックをご紹介します。

MT4/MT5のオーサムオシレーターの設定方法

MT4/MT5にオーサムオシレーターを設定する方法を解説します。

オーサムオシレーター表示方法

オーサムオシレーター MT4設定方法

MT5の「ナビゲータ」にある「指標」→「ビル・ウィリアムス系」、または「挿入」から「インディケータ」を選択し、「ビル・ウィリアムス系」内の「Awesome Oscillator」を選択します。

MT4、MT5いずれにも標準で挿入されています。

オーサムオシレーター表示カスタム方法

オーサムオシレーター MT4 カスタマイズ

パラメーターをクリックし、画面を切り替えると線の太さを選べます。線の太さを太くするとバーが見やすいです。

右クリック→インディケーターリスト→Awesome Oscillatorの順にクリックで線の太さを変えられます。

応用編:オーサムオシレーターを使用したロジック

応用編としてオーサムオシレーターを使用したロジックを紹介します。

1時間足での優位性確認

1時間足のトレンドを判断する際には、オーサムオシレーターが適しています。

チャートに表示されたオーサムオシレーターが、ゼロよりも上にバーがあり、かつバーの色が緑であれば、1時間足での上昇トレンドが優勢であると判断できます。

逆に、ゼロよりも下にあり、かつバーの色が赤であれば、下降トレンドが優勢であると判断できます。

オーサムオシレーターのエントリー条件

オーサムオシレーター エントリー条件

オーサムオシレーターで売買サインが出たときは、移動平均線もチェックして判断します。

25日移動平均線、90日移動平均線、110日移動平均線がパーフェクトオーダーを形成しており、かつ、オーサムオシレーターが0ラインより上で緑色、5日移動平均線が25日移動平均線とゴールデンクロスしたら、「買い」ポジションを取ります。売りポジションはこの逆です。

エントリー条件をまとめます。

【買いエントリーの場合】

  1. 1時間足でオーサムオシレーターが、ゼロよりも上にバーがあり、かつバーの色が緑
  2. 15分足で25日移動平均線、90日移動平均線、110日移動平均線がパーフェクトオーダーを形成
  3. 15分足のオーサムオシレーターが0ラインより上で緑色
  4. 15分足、5日移動平均線が25日移動平均線とゴールデンクロス

【売りエントリーの場合】

  1. 1時間足でオーサムオシレーターが、ゼロよりも下にバーがあり、かつバーの色が赤
  2. 15分足で25日移動平均線、90日移動平均線、110日移動平均線がパーフェクトオーダーを形成
  3. 15分足のオーサムオシレーターが0ラインより下で赤色
  4. 15分足、5日移動平均線が25日移動平均線とデッドデンクロス

オーサムオシレーターの決済、損切ポイント

オーサムオシレーター 決済

買い、売り共に直近安値(直近高値)からの幅の比が1:1.5になるようにします。

バルサラの破産確率(一定の条件でトレードを続けた場合に資金を失う確率)に基づいています。

利益の方が大きいため、総合的に資金を増やしていく方向性です。

上の図では下の黄線が損切ライン、上の赤線が利益確定ラインです。

まとめ

オーサムオシレーターは、相場のトレンドや方向性を把握するのに便利なツールです。

その使い方や解釈方法を理解することで、トレードの精度を向上させることができます。

単独での利用だけではなく、他のテクニカル指標や分析手法と組み合わせることで、さらに効果的に相場を読み解くことが可能です。

オーサムオシレーターのバーの高さや色の転換、そしてダイバージェンスなどの要素を総合的に考慮しながら、相場の動向を予測していきます。

ただし、あくまでダイバージェンスや他の指標のサインだけに頼るのではなく、相場全体の流れや背景を把握することが重要です。

相場の特性や値動きを理解し、慎重に判断してトレードを行うことがポイントです。適切な分析と戦略を持って臨めば、リスクを最小限に抑えながら効果的なトレードが可能です。

常に市場の変動に対応できる柔軟性と冷静な判断力を身につけて、トレーダーとしてのスキルを磨いていきましょう。



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