MT4/MT5(メタトレーダー)はチャート上へ自由に図形の表示ができる仕様となっています。
ただ、MT4/MT5は国内FX業者では使えるところがないので、海外FX業者を利用することになります。
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本記事では、MT4/MT5(メタトレーダー)に図形を挿入する方法やトレードへの活かし方について詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
チャートに図形を挿入する方法
MT4/MT5では、以下3種類の図形がチャート上に表示できます。
- 長方形型の図形
- 三角形型の図形
- 楕円形型の図形
ぞれぞれの図形は自由に反映させたい範囲にのみ表示が可能です。
図形のMT4/MT5(メタトレーダー)チャートへの挿入方法について見ていきましょう。
長方形の挿入方法
まずは、長方形の挿入方法です。
MT4/MT5チャートの上部にある「挿入」~から「図形」を選択してクリックしましょう。
その後、表示された項目の中から「長方形」をクリックします。
長方形を引く際は、まず始点となる箇所にカーソルを合わせます。
その後、ドラッグアンドドロップをして長方形を引く範囲にカーソルを動かしていきましょう。
最後に、カーソルを話せば指定した範囲で長方形の形がチャート上に反映されます。
消す際は、チャートを右クリック→「表示中のライン」→「Rectangle」を選択して削除すれば良いです。
三角形の挿入方法
次は、三角形の挿入方法です。
MT4/MT5の上部にある「挿入」をクリック後に「図形」→「三角形」を選択します。
その後、チャート上で三角形を表示したい箇所に3回クリックをしましょう。
上のチャート図では、右側に伸びた三角形が表示されています。
この①②③のカーソル位置を変えれば、三角形の方向も自由に変更が可能です。
①の箇所は三角形を表示させたい高値、②は三角形を表示したい安値の価格になります。
③は三角形の終わりになるところでカーソルを合わせていけば、きれいに表示ができるでしょう。
表示した三角形を消す際は、チャートを右クリック→「表示中のライン」→「Triangle」を選択して削除すれば消せます。
楕円形の挿入方法
次は、楕円形の表示方法です。
MT4/MT5上部にある、「挿入」→「図形」→「楕円」の順にクリックしましょう。
次に、円を引きたい範囲に対して、カーソルを合わせてドラッグアンドドロップをします。
この時点では、1本の線だけが表示されており、楕円の図形はまだ表示されていません。
先ほど引いた線をダブルクリックしましょう。
すると、左右と上下の計4か所に小さな白い〇が表示されます。
この丸をクリックしながら、カーソルを動かしていくとチャート上に円の反映が可能です。
初期設定の段階では、上の図のようなグレーの円が表示されます。
ラインの設定変更から色の変更は自由にできるので、自身のチャートで見やすい色に変更をしておきましょう。
楕円を消す際は、チャートを右クリック→「表示中のライン」→「Ellipse 」を選択して削除すれば消せます。
図形の活用方法
MT4/MT5(メタトレーダー)に表示させる図形は、複雑な計算式で構成されたインジケーターのようなものではありません。
あくまでも、相場の環境認識をするツールのようなものであると覚えておきましょう。そのため、明確なエントリーチャンスなどでは活かせないので注意してください。
それぞれの図形の活用方法について見ていきます。
長方形の活用方法
長方形は、チャート上のボックスレンジを見る際に便利です。
レンジを組んでいる価格帯の、高値と安値に表示させて環境認識をすると良いでしょう。
また、上位足でレンジを組んでいる事をが確認できる箇所に表示させておいても、有効な相場分析に繋がります。
上位足で、レンジの確認ができたら、先の価格帯にまで同じ高安値での長方形を表示させておきます。
その後、自身が分析をする時間足に変更して、トレードをしていきます。
- 相場が図形の範囲内にある:上位足でのレンジ継続
- 相場が図形の範囲外にある:上位足でトレンドorレンジブレイクの発生
上記のような分析が可能です。
もちろん、角度の急なトレンドなどに表示させる事もできるので、自身の使い方で活用してみてください。
三角形の活用方法
三角形は、為替相場で意識される三角保ち合いのパターンを見る際に有効です。
三角保ち合いは、ローソク足の平均値が徐々に小さくなるパターンです。平均値が小さくなり、三角形上に推移した相場では、その後高確率でトレンドの発生が見込めます。
FXにおいて重要な分析のパターンです。
もちろん、目視での確認もできますが、環境認識として表示させておけば、初心者の方でもトレンドの前兆を把握しやすいです。
また、こちらも前述した長方形のように、上位足で表示をさせておいて分析するとより効率的になります。
- 三角形の範囲内で推移:三角持ち合いが終わっていない
- 三角形の範囲外で推移:三角持ち合いが終わったあと
上記のような環境認識で活用できます。
楕円形の活用方法
三角形や長方形に比べて、楕円形を使う方はあまりいないです。
チャートの性質を考えると、円での表示はそれほど活用方法の多いものではないと言えるでしょう。
一部では、相場の高安値圏で発生する持ち合い相場などの分析で使われている傾向にあります。
為替相場では、トレンド発生後の高安値圏で持ち合いが発生すると、トレンド転換のサインになると言われています。
トレンドの点底で円を表示させておけば、環境認識のツールとして利用できるでしょう。
円は使う人こそ少ないですが、トレーダー自身の自由な発想で利用できるものなので、有効に活用してみてください。
相場の振り返りに図形を使う
FXトレードを向上させるには、相場を振り返る事が最も重要と言われています。
トレードで勝ったポイントだけでなく、負けたポイントでの反省、また相場状況の振り返りが勝ちトレーダーになるため重要となってくるのです。
図形を挿入すると、その時の環境認識だけでなく相場の振り返りに有効活用できます。
上のチャートは、日ごとの価格帯に長方形の図形を表示させたものです。初日と2日目以降では、明らかに平均値の大きさが変わっている事が分かります。三角持ち合いができている箇所には、三角形の図形を挿入してもよいでしょう。
このように、使い方次第では振り返りをする際にもチャートを見やすくしてくれます。
活用方法に正解はないので、自身のやりやすい使い方を試してみてください。
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