為替相場には「ダマシ」が存在します。
FXで勝つことや相場分析を極めるという事は、このダマシを理解して把握しておくことが重要となります。
本記事では、相場のダマシをFX取引で意識されるレンジブレイクに焦点を当てて解説をしていきます。
ぜひ最後まで読んで、相場のダマシを回避した精度の高いトレードを行ってみてください。
この記事の目次
相場のダマシ
FXでは勝利する者の裏に負ける者が存在する世界です。
エントリーした全ての方が取引に勝てるわけではありません。
つまり、トレーダー同士でダマシ合いをしている事になります。
FXの取引では様々な視点から相場分析を行い、「他のトレーダーがどのように動いてくるか」を考えると精度の増したトレードが可能です。
ダマシ合いに勝つことがFXで勝つ近道ですが、まずはそんなダマシの種類を見ていきましょう。
テクニカル分析でのダマシ
テクニカル分析とは、過去統計に基づいたチャートパターンやトレンドを予測する分析となります。
FXではこのテクニカル分析を用いたトレードが主流です。
意識される価格帯やチャートの傾向を見て分析を行います。
しかしそんなテクニカル分析は100%同じ動きになるとは言えません。
- トレーダーによって見ている時間足が異なる
- 利益確定や損切りの決済によって異なる動きになる
このような要因から、過去統計とは異なる動きになるケースも多くあります。
テクニカル分析をする際でも、他のトレーダーの大衆心理やダマシに合いやすいポイントを把握しておくことが重要です。
ファンダメンタルでのダマシ
ファンダメンタルとは、投資の心理で相場が動く事を指します。
例えば主要国のどこかで災害があったり、大きなマーケットニュースがあるとその国の通貨に売買が集中するといった現象です。
代表的なものでいうと経済指標があります。
経済指標はGDPや雇用状況といった、国ごとの経済動向を数値で示す分かりやすいものです。
発表される時間も決まっているため投資家達が強く意識をします。
経済状況悪化からその国の通貨に売りが集中、逆に経済状況好転しその国の通貨に買いが集中すると考えられていますが、そんな単純なものではありません。
仮に指標結果が良くても通貨に売りが集中するケースもあります。
ファンダメンタルでは「投資家がどう感じた」かが売買動向に関わってくることから、相場の方向性を見るのが難しい分析法と言われています。
ダマシが多いことから、上級者向きの分析手法と言えるでしょう。
レンジブレイクでのダマシ
FXではトレンド相場を狙う事で大きなpips(値幅)の獲得ができます。
為替相場はレンジ相場からトレンド相場になる事が一般的で、レンジブレイクからのトレンドを狙う事が重要です。
以下ではレンジブレイクでのダマシパターンと回避方法を解説していきます。
週末の決済が集中
まずは、下のチャート画像をご覧ください。
これは、2021年9月2週目のGBP/JPY1時間チャートです。
この週は1週間を通してレンジ相場となっていました。
ようやくレンジブレイクをしてきたのは1本目の矢印がある箇所です。
この時の時間は9月10日金曜日の16時頃でした。
テクニカル分析で見ると、このまま買いが集中して上昇トレンドに繋がりそうなポイントですが、この日はすぐに反発をして終値を迎えている状況です。
これは週末の金曜日という事で、利益確定や損切りといった決済が増えたことが反発の要因と見られます。
週末にポジションを解消するトレーダーはとても多いため、このようなダマシが発生しやすくなるのです。
金曜日はトレンドの転換や上のようなダマシが増える曜日でもあります。
レンジブレイクした時間が週末に近ければ近いほどダマシが発生しやすいと覚えておきましょう。
上位足でのライン
テクニカル分析のダマシで、「トレーダーによって見ている時間足は異なる」と解説しましたが、この点はかなり重要なポイントとなってきます。
これは、1時間足で見た2021年5月下旬ごろのGBP/JPYチャートです。
意識される高値ラインをしっかり抜けてレンジブレイクをしてきましたが、その後は上昇する事なく下落に転じています。
まさに相場のダマシに合った状態であると言えるでしょう。
このチャートを週足でみると以下のようになります。
2017年~2018年の間で同じような価格帯の高値を付けている事が分かります。
つまり先ほどの1時間足の例では、レンジブレイク後の高値更新後に過去の高値ラインが意識されて反発をしたという事です。
為替相場では日足や週足など上位足であればあるほど相場のダマシが少なくなります。
この相場では週足でラインのチェックをしておけば、ライン反発を見込んで回避ができたポイントです。
ラインブレイクを見る際はこのように、上位足で意識されやすい価格帯を見てあげる事も重要となってきます。
指値の集中
レンジブレイク後にすぐ相場が反転するのは、指値の影響を受ける事が多いです。
レンジ期間が長ければ長いほど、指値は集中します。
前述した上位足で見たライン反発も指値の影響が大きいです。
また、大きなローソク足1本でレンジブレイクをしてくるとだましの可能性が高まるので注意しましょう。
上のチャートのようにローソク足1本でブレイクしてきたときは注意です。
下値に貯まっている指値に押し戻されて上昇に転じたり、思うようにトレンドが出ないケースがあります。
ローソク足が小さくじわじわとブレイクしてきた方が指値の影響を受けにくく、大きなトレンドに繋がりやすいです。
レンジブレイク→トレンドのダマシを回避するには、ブレイクした時のローソク足にも注目しましょう。
完全にダマシ回避することはできない
為替相場に絶対はありません。
どんなに優秀なトレーダーも勝ち負けを繰り返して利益を出していきます。
為替相場は投資家の大衆心理で構成されることから、完全にダマシを回避することはできません。
ただし、ダマシに合う回数を減らして勝率を上げることは可能です。
レンジブレイクからトレンドになる際の傾向や、ダマシに合う傾向を把握してトレードの精度を上げていきましょう。
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