FXで値動きの分析や予測をするには、ペアとなる通貨の相関関係を見るという方法があります。
通貨の相関性を見極めるには通貨の連動性を分析することも重要になってきます。
本記事ではそんな、通貨の連動性から見た値動きの相関関係について詳しく解説をしていきます。
この記事の目次
FXで値動きの予測をするには
FXでは、USD/JPY(米ドル/日本円)といった2国間の通貨で分析を行ないます。
- USD/JPY上昇 → 米ドル買い、円売り
- USD/JPY下落 → 米ドル売り、円買い
このような構図になります。
米ドルに売買が活発になるとEUR/USDやGBP/USDといったドルストレート、日本円に売買が集中するとEUR/JPYやGBP/JPYといったクロス円通貨の値動きに大きな影響を与えるのです。
このように、片方の通貨で他の通貨ペアの値動きに影響を与える事を通貨の相関関係と言います。
基軸となって売買が活発になっているかを見ることで、他通貨ペアの連動した値動きや相場方向の予測が可能です。
FXで値動きを予測してトレードする際は、1つの銘柄に絞った取引をするにしても、関連する他の通貨ペアの動きを見る事が重要となります。
株価指数なども重要な要素
通貨ペアの相関性を見る際は、株価指数やその他CFD商品の値動きを見るトレーダーもいます。
- 日経平均 → 円の値動きに影響
- ダウ平均 → 米ドルの値動きに影響
為替の値動きにはその国ごとの経済状況などが影響する場合が多く、普段では日経やダウといった株価指数の取引をしなくても、チャートを表示させて分析に用いる方が多いです。
必ずしも共通する通貨だけでなく、国ごとの経済状況が顕著に反映される銘柄の動きを見ることでより精度が上がります。
連動した動きを見せる銘柄
次は、全く別の通貨や銘柄にも関わらず、同じタイミングで連動した値動きを見せやすい通貨を紹介します。
銘柄別の特徴も併せて見ていきましょう。
豪ドルとニュージーランドドル
オーストラリアとニュージーランドは国の位置関係から密接な関係にあります。
そのため、各通貨である豪ドルとニュージーランドドルが同じような値動きになりやすいです。
- 豪準備銀行政策金利
- NZ銀行政策金利
上記2つの指標は日本時間に大きく相場が動きやすい指標ですが、片方の指標で両方の通貨が同じ動きになる傾向にあります。
豪ドル上昇→NZドルも上昇、NZドル上昇→豪ドル上昇といった相関性を見せやすいです。
指標時だけでなく通常の値動きでも同じ動きになりやすいので、豪ドルでの分析をするにはNZドルの動きも見てあげるといいでしょう。
ドルカナダと豪ドル
北米に位置するカナダとオセアニアのオーストラリアは、位置関係的に全くの相関性がないように感じますが、それぞれが連動性のある通貨です。
この2つの国は世界的な資源国として認識されています。
- 金
- 銀
- プラチナ
- 鉄鉱石
- 石油
- 石炭
- 天然ガス
上記のような鉱物資源やエネルギー資源の算出国として共通していることから、連動して通貨の動きに影響を与えやすいです。
特に日本時間の夜に発表されるカナダの重要指標では、豪ドルの値動きも大きくなる傾向にあります。
カナダの指標時間はオセアニア市場が閉場していますが、同じ資源国として関係性が深いことから売買動向に影響を与えます。
また、カナダドルや豪ドルの値動きを見る際は、原油のようなエネルギー銘柄を見て先の値動きを分析するトレーダーも多いです。
- BRENT
- GSOIL
- NGAS
- OIL
XMでは上記4種類の原油銘柄で取引ができますが、原油の価格が上向きになると豪ドル、カナダドルも上昇しやすいという相関性を持ちます。
原油価格の値動き→豪ドル、カナダドルに反映と原油の方が早く動く傾向にあるので先の値動きを分析する際に有効です。
スイスフラン、英ポンドとユーロの相関性
ヨーロッパの国で構成されたEU(欧州連合)の通貨ユーロは、同じヨーロッパのスイスフラン、英ポンドと似た値動きを見せる場合があります。
スイスとイギリスはEUの加盟国ではないですが、貿易などでEUと密接な関係にある国です。
イギリスは2020年までEU加盟国であったため、過去の方が同じような値動きになるケースが多かったですが、今でも指標や経済状況によっては同じような動きをしやすい傾向にあります。
通常の値動きで連動するというよりは、経済指標時や貿易関係で重要なニュースがあった際に連動性のある動きを見せやすいです。
相関性を見て先の値動を分析する方法
次に、相関性を見て先の値動きを分析する方法を紹介します。
相場分析やエントリーをする際の参考にしてみてください。
USD/JPYの値動きに注目する
FXで取引できる銘柄は、米ドルや日本円関連の通貨が多いです。
そのため、USD/JPYの値動きに注目をすると、どの通貨が基軸となっているかが見やすくなります。
- USD/JPY持ち合い → ドルと円の両方が買いor売り
- USD/JPY上昇 → ドルの買いが強いor円の売りが強い
- USD/JPY下落 → ドルの売りが強いor円の買いが強い
米ドルと日本円は相関性を見るのに最適の銘柄です。
ドル買い、日本円買いといった状況では相関が喧嘩をして全てのドルストレート、クロス円通貨でトレンドが出る可能性があります。
その際は他通貨ペアでの相関性が分かりにくくなるので、ドルと円が逆の動きになったところで分析して見るといいでしょう。
相関性のあるCFDで判断する
前述した原油とカナダドル以外にも相関性のあるCFDは存在します。
取引する銘柄を絞られている方は、MT4チャート上に相関性のあるCFDを表示させることで先の値動きが予測しやすいです。
- ゴールドとスイスフラン(スイスの金保有量は世界一のため)
- USD/JPYとゴールド(全てが安全資産と認識されている)
- GSOILと英ポンド(GSOIL=ロンドン経由)
CFD銘柄の方が先に動く傾向にあるので、先の動きやトレンド予測をする際に根拠として付け足せます。
全ての銘柄で必ず同じ動きになるわけではありませんが、あくまでも相場の傾向として認識しておくと良いです。
相関性だけを意識したトレードはおすすめできませんが、相場の仕組みとして分析に使うと有効性が増します。
関連記事:
日経平均株価やNYダウとドル円の相関関係によるトレードは成り立つか
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