FXのスイングトレードは、目標獲得pipsを決めることで資金効率が上がります。
何も考えず、単にトレードするよりも目標を決めておいたほうが数倍良い結果となります。
リスクリワード比や証拠金維持率をもとに、利回りを計算して決めるようにすると良いです。
今回は、単利と複利の違いや、スイングトレードの目標獲得pipsの決め方についてまとめて解説します。
この記事の目次
FXの利回りは2種類に分かれる
長期投資における利回りは、「単利」と「複利」の2種類に分かれます。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、以下で概要を把握して自分に合った方法を選んでください。
スイングトレードを「単利」で運用した場合
FXの単利とは、スワップポイントや為替差益を証拠金に組み込まず、元金(当初の入金額)に対する利益だけを運用するものです。
例えば、証拠金は50万円、通貨ペアは米ドル/円、ロット数は1万通貨、1日の平均で10pips利確した場合で考えてみます。
この場合、1日の利益は1,000円(1万通貨×10pips)になり、利回りは0.2%(=1,000円÷50万円×100%)になります。
単利の場合は、毎日の利益を証拠金に含めないため、シンプルに毎日1,000円の利益が加算されることになります。
そのため、1日の利益は1,000円、1ヶ月では2万円、1年間では24万円となり、年間の利回りでみると48%(=24万円÷50万円×100%)です。
このように単利の場合でも、低金利の銀行預金などと比較して十分な利回りが得られることがわかります。
スイングトレードを「複利」で運用した場合
FXの「複利」とは、投資で得たスワップポイントや為替差益などを「証拠金」に組み入れることで、投資資金を増やしてより多くの利益を追求する運用方法です。
ほかの金融商品等では、銀行預金の「利息」や、株式の「売却益」「配当」が該当します。
単利の例と同じ条件で計算すると、毎日0.2%の利益を再投資した場合、[元本50万円+(1+0.002)]×20回=52万380円(1ヶ月後の元金)にまで増える計算です。
月間利益は2万380円、1年間では30万7,550円の利益となり、年間利回りは61.51%になります。
単利の利回り48%よりも10%以上も多くなっており、資金を早く増やせることや少額資金でも長期投資の複利効果によって大きな利益を狙えることがメリットです。
一方で、利益を証拠金として使用するため、複利運用中は口座から資金を引き出せないというデメリットがあります。また、思惑が外れて含み損になった場合は、損失が増えるスピードも速くなってしまうので注意が必要です。
スイングトレードの目標獲得pipsの決め方
ここからは、利回りの基礎知識をベースにして、スイングトレードの目標獲得pipsの決め方をご紹介します。
単利・複利の計算は、あくまで毎日安定して利益を積み重ねた場合の結果なので、以下で紹介する「リスクリワード比」「証拠金維持率」「分割決済」を取り入れながら、自分のトレードスタイルに合わせて目標pipsを決めてください。
リスクリワード比を目安にする
スイングトレードの目標獲得pipsを決める場合、まずはリスクリワード比を目安にします。
リスクリワード比とは、「利益確定の幅」と「損切り幅」の比率のことです。
利益1,000円、損失1,000円の場合はリスクリワード比1:1となり、利益2,000円、損失1,000円の場合は1:2となります。
また、リスクリワードは「勝ちトレードの平均」÷「負けトレードの平均」で算出し、リスクリワード比1:2以上が望ましいとされています。
例えば、リスクリワード 1:2(利確2,000円、損切り1,000円)で10回トレードしたとします。この場合、10回トレードして損益計がプラスになるのは、勝率40%のときです。
利益8,000円(4回×2,000円)+損失6,000円(6回×-1,000円)=2,000円になります。
一方で、勝率30%の場合は利益6,000円、損失7,000円なので損益計は-1,000円になります。
そのため、リスクリワード1:2でトレードする場合は、勝率40%以上を維持すればトータルで利益になることが分かります。
証拠金維持率でリスク管理する
スイングトレードの場合は、証拠金維持率に余力がある状態をキープする必要があります。
スキャルピングやデイトレードであれば、証拠金維持率150~200%ほどの余力でも問題ありませんが、スイングトレードは大きな値幅を狙うので300~500%ほどの水準が望ましいです。
ある程度の含み損にも余力をもって耐えられるロット数に抑えて、スワップポイントによるインカムゲインや、為替レート変動によるキャピタルゲインを狙うと良いです。
また、スイングトレードのような長期投資の場合は、エントリーを複数回に分けることで、ポジションの平均為替レートを調整することもできます。
例えば、米ドル/円を105円で1万通貨保有して、106.000で1万通貨の買い増しをした場合、平均為替レートは105.500になります。このようにエントリーを複数回に分けながら、証拠金維持率によってポジション量を調整することでリスク管理できます。
分割決済で資金効率を上げる
スイングトレードは、ポジションを一度に全決済するよりも、分割決済を取り入れたほうが運用しやすくなります。
エントリーも複数回に分けることができるため、目標獲得pipsは共通の100pipsなどに設定して、フィボナッチ・リトレースメントなどで具体的な利確ラインを絞ってください。
例えば、米ドル/円を105.000、105.500、106.000でそれぞれ1ロット買った場合、利確ラインは100pips上の106.000、106.500、107.000になります。
この場合、エントリーを複数回に分けることで、証拠金維持率に余力がある状態をキープできるほか、分割決済によって新規ポジションを建てやすい状態にもなるのです。
そのため、一気にフルロットでエントリーしたり、ポジションを全決済したりするよりも、ゆったりとした長期目線でトレードできます。
単利と複利では、1日の獲得pipsによる利回りを計算しましたが、1ヶ月の利益でも同様の利回りになるため、長期目線で資産運用をしてください。
まとめ
FXのスイングトレードは単利と複利の違いを把握することで、より効率的に資産を運用できます。
また目標獲得pipsを事前に決めることで、エントリーと決済のタイミングが明確になるため、利回りをベースに長期運用スタイルの構築を目指してみてください。
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