為替FXニュースなどで「NYオプションカット」という言葉を聞いたことがあると思います。
これだけ聞いても何が何だかわかりませんよね。
NYオプションカットは、FXトレードで有利にトレードするにはぜひ覚えておきたいところです。
この記事の目次
NYオプションカットとは
NYオプションカットとは、ニューヨーク市場のオプション取引の権利を行使する最終的な締め切り時間(カットオフタイム)のことです。カットオフタイムは日本時間で24時(夏時間23時)です。
ちなみに15時には東京オプションカットがありますが、取引量は圧倒的にNYオプションカットのほうなのでニュースで取り上げられるのはNYオプションカットが多いですね。
もう少し細かく見ていきましょう。
オプションとは
NYオプションカットの「オプション」とは、決められた期日に決まった価格で買う権利または売る権利を売買する取引のこと。オプション取引と呼ばれています。
バイナリーオプションもオプション取引の一種ですが、期日が数時間程度と短くなっています。
その他、色々な専門用語が出てきますのでここでまとめておきます。
- 価格:権利行使価格
- 期日:権利行使日
- 買う権利:コールオプション
- 売る権利:プットオプション
- オプション料金:プレミアム
聞きなれない言葉ですが、為替FXニュースなどではこのような言葉で伝えられるので覚えておきましょう。
コールオプションとプットオプション
オプションにも色々ありますが、為替FXでは通貨オプションと言います。
通貨オプションにはコールオプション(買う権利)とプットオプション(売る権利)があります。
上でも説明しましたが、オプションはこのコールオプションとプットオプションを売り買いすることです。
オプションはオプション代金(プレミアム)のやり取りをして権利を手に入れます。
通貨オプションは、例えばドル円通貨ペアの場合、円を売ってドルを買うことを円プット(下降)ドルコール(上昇)オプション=ドルコールオプションと呼び、ドルを売って円を買うことを円コール(上昇)/ドルプット(下降)オプション=ドルプットオプションと呼びます。
一般的に、輸出・輸入を行っている大手企業が為替レートを安定させたいためにオプションを利用します。大企業が大口で利用するんですね。
なお、売り手は銀行や証券会社などで、買い手はTOYOTAなどが代表的なところです。
権利の行使は買い手の自由で破棄することも可能です。しかし、売り手側は権利の行使には応じる義務が生じます。
簡単にですが、NYオプションカットの説明はここまで。
あとは実際にトレードに役立てる方法を解説します。
NYオプションカットと為替レートの関係性
1.2000ドル | 売りやや小さめ、OP13日NYカット大きめ/OP18日NYカット |
1.1900ドル | 売り、OP17日NYカットやや小さめ |
1.1850ドル | 売り・超えるとストップロス買い、OP17日NYカット大きめ |
1.1807ドル | 11/13 6:18現在(高値1.1823ドル - 安値1.1759ドル) |
1.1740ドル | 買い・割り込むとストップロス売り |
1.1735ドル | OP13日NYカットやや小さめ |
1.1720-30ドル | 断続的に買い |
1.1700ドル | 買い、OP17日NYカット |
1.1650ドル | 買い小さめ |
上記のようなオーダー状況、オプション状況を見ることがあります。
1.2000ドルに「OP18日NYカット」と表記があります。
これは18日の24時にドルコールなら「1.2000ドルで買うことができる権利」、ドルプットなら「1.2000ドルで売ることができる権利」ができることを指しています。
「買い・割り込むとストップロス売り」は、その水準にストップオーダーが溜まっているということ。
オーダー数によっては割り込むと大きく動きます。
しかし、逆にその水準は買い圧力も多くなっていることがあるので簡単には割り込みません。
ここには記載がありませんが「売り厚め」「買い厚め」とあれば、売り圧力または買い圧力が強くなっているラインということになります。
カットオプションのあるレートに近づく
NYオプションカットと為替レートには深い関係性があります。
どのような関係性かというとレートがカットオプションのあるレートに近づくということ。カットオプションのあるレートに引き寄せられると言ったほうが良いかもしれません。
ドルコール(ドルを買う権利)
105円でドルを買う権利を持っていて権利行使のときにレートが105円よりも下だった場合、ドルを買う権利を放棄します。
理由は例えばそのときのレートが104円だった場合、わざわざ105円で買わないからです。損失分はプレミア分(オプションの値段)だけになります。
なお、ドルを買う権利行使時に106円だった場合は105円で買う権利を行使します。106円の時に105円で買って即売却しても1円の利益がでますからね。
通貨オプション取引はこのように権利行使時に上がっているか下がっているかだけで取引するのではなく、リスクヘッジとして利益を確保するトレードを行うことが多いです。
例えば、ドルコールを持っているときにドル円をショートします。
ドル円が上がったら権利を行使して利益が得られます。(ただし、ショート分は損失になります)
逆に下がったら、権利を放棄してショート分を利益確定させます。(プレミアム分は損失)レートが上がるほどにショートを増やしていきます。
このようにリスクヘッジを行うことが多いです。
ドルプット(ドルを売る権利)
ドルプットはドルコールと逆ですね。
105円でドル円を売る権利を持っていて、権利行使の時に105円よりも上がっていたら権利を放棄します。
このときはプレミアム分が損失となります。
逆に105円よりも下がっていた場合は権利を行使して利益を得ます。
レートが104円だった場合、権利行使で105円で売りすぐに104円で買い戻すことができ1円幅の利益を取ることができます。
ここでもまた、リスクヘッジとして利益を確保するトレードを行うことが多いです。
例えば、ドルプットを持っているときにドル円をロングします。
こうすることでドル円が下がったら権利行使で利益を得て、上がったらロングポジションを利益確定させることができます。レートが下がると買い圧力が増します。
このようにオプションがある場所から離れると買い圧力・売り圧力が働き、レートがオプションのある場所に近づくということが起きます。
また期日に近づくほど活発に動くようになります。
オプション状況が確認できるサイト
オプション状況やオーダー状況を登録なしで確認できるサイトがあります。
「NYカット大きめ」「NYカットやや大きめ」「買い・割り込むとストップ売り」などオプションの大きさによってわかりやすい表現で記載があるのでわかりやすいサイトですね。
意識される個所がわかるのでとても参考になります。
まとめ
NYオプションカットについて紹介しました。
もちろんNYオプションカットのみでトレードができるわけではありませんが、相場の節目を読みトレードに活かすことはできます。
ロンドンフィックスについても参考にしてみましょう。
関連記事:ロンドンフィキシング(ロンフィク)を狙って稼ぐ3つの方法
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