FXで使用されるインジケーターでは、トレンド分析やレンジ相場で有効なものなど様々なものがあります。
本記事で紹介するのは、オシレーター系のテクニカル指標であるWilliams%R(ウィリアムズ%R)についてです。
比較的マイナーなインジケーターではありますが、相場状況によっては有効に活用ができます。
ぜひ最後まで読んで、Williams%Rの概要や応用方法を覚えていってください。
この記事の目次
Williams%Rとは
Williams%R(ウィリアムズパーセントアール)とは、有名なトレーダーであるラリー・ウォリアムスによって考案されたテクニカル指標です。
(本当かわかりませんが、ラリー・ウォリアムス日本公式サイトなんてものがありました)
FXだけでなく、株式の相場戦略としても使われています。
ウィリアムズ%Rは、世界的トレードコンテストで優勝するという、輝かしい実績を持つ著名投資家ラリー・ウィリアムズが開発したテクニカル指標です。オシレーター系の指標で、概要としては「一定期間の最高値と最安値の範囲を基準に、直近の終値が相対的にどの水準にあるか」を示します。
引用:ウィリアムズ%Rとは?
価格の相場状況を示す際に有効で、マイナーですが知る人ぞ知るインジケーターです。
MT4にも標準搭載されており、MT4上部の「挿入」→「インディケータ」→「Williams' Percent Range」の順にクリックすると表示されます。
ウィリアムズ%Rは、サブチャート上に1本の線で表示されます。
この線の動きを見て、相場状況の推測をする仕組みです。
具体的な概要を見ていきましょう。
高安値警戒水準を示す指標
Williams%Rは、高安値警戒水準を示す指標です。
高安値警戒水準とは、RSI、CCI、ストキャスティクスといったオシレーター系と同じで、買われすぎ・売られすぎ水準のようなものと考えていいでしょう。
Williams%Rのサブチャート上には、2本の点線が表示されています。
これが高安値警戒水準の起点となる線です。
- -20ライン到達:相場が買われすぎの状況
- -80ライン到達:相場が売られすぎの状況
このように、線がどの位置を推移しているかで、相場状況の判断ができる仕組みとなっています。
上の点線は-20、下の点線は-80方向に示されており、MT4挿入前の設定画面で自由に変更が可能です。
Williams%Rの計算式
Williams%Rはデフォルト設定で「期間14」となっています。
計算方法は以下の通りです。
%R=(設定期間の最高値-当日の終値)÷(設定期間の最高値-設定期間の最安値)×100(%)
%Rとは、サブチャートに表示されたウィリアムス%Rの事です。
設定期間のデフォルトは「14」なので、まずは期間14の最高値-当日の終値が差し引かれます。
その次に期間14以内の最高値から、期間14の最安値が差し引かれる計算です。
その後、算出されたそれぞれの値を割るわけですが、この計算式で価格の買われすぎと売られすぎが分かる仕組みとなっています。
比較的シンプルな計算方法となっていますが、期間内の相場状況を示す際には有効と言えるでしょう。
Williams%Rの応用方法
Williams%Rは、相場の買われすぎ売られすぎを見るだけでなく、根拠を持ったトレード戦略にも最適です。
レンジ相場内の反発を見る際にも有効ではありますが、それとは異なる応用方法もあります。
代表的な2つのパターンを見ていきましょう。
ガーべージトップ
ガーベージトップとは、相場の反転を狙うパターンです。
価格が小さく上昇してきた後に、-20ラインを行き来しています。
小さな上昇であった場合は、これが価格反発のサインとなりやすいです。
ローソク足を四角で囲ったポイントのような、小さな反発を狙うのに適していると言えるでしょう。
このパターンになると「売りサインの発生」と判断できて、小さな値幅ではありますが有効な逆張りポイントになります。
ガーベージボトム
ガーベージボトムとは、先ほどのガーベージトップの逆バージョンです。
価格が緩やかに推移してきたのを見て、その後の反発(ロング)を狙います。
下落時に-80ライン以下で推移してきたら「買いのサイン」と判断して良いでしょう。
しかし、チャートを見ても分かるように、小さな反発となるので大きなpips幅の獲得には向きません。
小さな利益をコツコツと積み上げるスキャルピングか、相場の環境認識として使う方が良いでしょう。
あくまでも緩やかな下落時のみ有効で、長期的なトレンドでは使わないようにしてください。
Williams%Rの弱点(デメリット)
Williams%Rには弱点(デメリット)もあるので、手法やトレードスタイルによっては合わないと感じる方も少なくはないでしょう。
次はそんな弱点について深堀りしていきます。
トレンド相場では機能しない
これは、他のオシレーター指標でも言えることですが、Williams%Rはレンジ相場専用で使う事をお勧めします。
トレンド相場で使うものではないです。
上のチャート画像は、トレンド発生時のウィリアムズ%Rの様子です。
上の点線である-20ライン内で小刻みに動いている事が分かります。
先ほどのガーベージトップのような状況とも言えますが、これをレンジで狙う際は要注意です。
ガーベージトップはあくまでも長いトレンドではなく、短いトレンド転換で有効な手法となっています。
また、買われすぎを示しているというよりも、先ほどの計算式から価格に乖離が生じてしまっている状況と言えるでしょう。
基本的には、レンジ内の反発を狙ったスキャルピングや上位足のトレードにて使う必要があります。
レンジが終了後にトレンドが発生した時点で機能しなくなるので、トレンド方向に沿った順張りなどには不向きと言えるでしょう。
ウィリアムズ%Rはダマシが多い
Williams%Rは、敏感に反応をするという特徴からダマシが多いという側面を持ちます。
下の画像は、同じオシレーター系指標である、RSIとウィリアムズ%Rを比較したものです。
上がWilliams%R、下がRSIになります。
どちらも期間14で設定していますが、RSIの方では上下ラインに到達していないのにも関わらず、Williams%Rは何度も到達をしているのです。
価格の動きに敏感な反応を見せるので、このように到達回数も増えてしまいます。
到達回数が増えるという事は、その分取引回数も多くなりますが、必然的にダマシが増えてしまうと覚えておきましょう。
使う際は他のオシレーター系指標と併用して使うか、ローソク足の制御などをして根拠を絞った方が良いです。
Williams%Rだけでは充分な勝率が残せないので、連敗時の資金管理などに注意しましょう。
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