ジェイコム株誤発注事件で、一瞬で20億以上稼いぎ世間を騒がせた「BNF氏」をご存じの方も多いと思います。
BNF氏はジェイコム事件だけで財を成したわけではありません。
実際、どのような投資手法を用いて巨額のお金を稼いでいるのか、また現在は何をされているのか調査して解説していきます。
この記事の目次
BNF氏(ジェイコム男)とは?
BNF氏(本名は小手川氏、通称ジェイコム男)は株式トレーダーの伝説的な人物です。
BNF氏は大学3年生のときにアルバイトで貯めた160万円で株式投資をはじめました。当時はネットでトレードができるようになったばかりの時代です。
2年ほどで資産が1億を突破し、ハンドルネームBNFで2ちゃんねるに書き込みをしていました。
株の伝説的トレーダー
2008年頃には資産が200億を突破したと語っているのですが、その後の資産はどうなっているのかはわかりませんでした。
同じように資産が増えていれば軽く1000億は超えていると予想できます。
彼の株式投資に対する情熱と腕前はものすごいものです。
2019年には一時的に表舞台から姿を消し、大株主名簿からも名前が消えるなど、一部の人々は彼が破産したり、株式投資から引退したのではないかと噂されましたが、2021年5月、彼はとある企業の大株主として再び登場したのです。
彼が大株主として登場した企業は、2019年までに彼が大株主だった5つの銘柄から名前が消えていましたが、2021年に新たに1つの銘柄で大株主となったことが明らかになりました。
その銘柄がランド(8918)であり、東証一部に上場しています。
ランドは不動産や再生可能エネルギー関連投資事業を展開している企業です。
ジェイコム株大量誤発注事件
2005年12月8日、ジェイコム(現・ライク)の株式取引において、みずほ証券(当時)が誤った注文を出し、株式市場を混乱させる大事件が発生しました。
彼は「ジェイコム株誤発注事件」において、わずか数十分の間に20億円以上の利益を得ています。この出来事により「ジェイコム男」として広く知られ、メディアの注目を集めることに。
この事件は、みずほ証券の担当者が「1株61万円で売却すべき」注文を「1円で61万株を売却」と誤って入力したことから始まりました。
警告が表示されていたにも関わらず、担当者は注文を実行し株価は急落、株式市場は大混乱に陥り、多くの投資家が影響を受けました。
みずほ証券は415億円の損害賠償を求められ、強制的な決済が行われ、ジェイコムの株価は一時220万円を超えたものの、その後は徐々に落ち着いていきました。
この事件は、当時の投資界に大きな衝撃を与え、「ジェイコムショック」という名で広く知られることに。その後の対応や事件の結果に関する議論は続き、投資家や金融機関にとって重要な教訓となりました。
BNF氏の投資手法
BNF氏の主な投資手法は、順張りスイングトレードと逆張りスイングトレードの2つです。
これらの手法を理解するには、まずセクターという概念を知る必要があります。
相場による使い分け
セクターとは、株式市場において同じ業界やビジネスの分野に属する企業をグループ化したものです。例えば、電機メーカー、自動車メーカー、製薬会社などがセクターになります。
各セクターは共通の市場要因やビジネスサイクルに影響を受ける傾向があります。
順張りスイングトレードでは、セクターごとに注目している銘柄を見つけます。
これは、市場のトレンドや需要の高まりに基づいて特定のセクターが成長している場合に、その成長を見込んで関連銘柄を選ぶことを意味します。
つまり、市場が注目しているセクターにある銘柄を見つけ、その中でまだ急騰していない銘柄を選んで購入します。
一方、逆張りスイングトレードでは、株価が下落している銘柄を見つけ、その銘柄を購入することで、株価が反発するタイミングで利益を狙います。
つまり、市場が下落している銘柄を見つけて、その銘柄が底を打ったときに買いを入れ、株価が上昇するときに利益を得る戦略です。
順張りは「市場の流れに乗る」戦略であり、逆張りは「市場の流れに逆らう」戦略です。
どちらも市場の動向を読み取りながら、銘柄選びやエントリータイミングを見極めることが重要です。
下げ相場では逆張り
BNF氏は下げ相場において、株価が下落していく中で逆張りの買いを行っていました。
この買いのタイミングを見極めるために、BNF氏は「乖離率」を活用。
乖離率は、現在の株価が移動平均線からどれだけ離れているかを示す数値であり、通常、株価は移動平均線に戻る傾向があります。
BNF氏は25日移動平均線と株価の関係を注視し、下落相場における逆張り投資手法を実践していました。
逆張り投資における乖離率を使ったエントリーポイントは、業種や相場の状況によって異なります。
BNF氏は以下の数字を目安としていました。
- 薬品業界:約5~10%
- 電機業界:約10~15%
- 食品業界:約7~10%
- ハイテク業界:約10~15%
- 化学業界:約7~10%
- 証券業界:約5~10%
このように、業界によって乖離率の目安が異なります。
業界の特性や動向を考慮しながら、適切な乖離率を見極めることが重要です。
BNF氏はエントリーポイントを決定する際に、過去の反発地点の乖離率や出来高、ボリンジャーバンド、相場状況、米国市場など、さまざまな要素を考慮していました。
これらの要素を複合的に分析することで、エントリータイミングの信頼性を高めることができます。
出遅れ株を狙うトレード
上昇相場において、順張りスイングトレードが一般的に採用される傾向があります。
BNF氏が実践していた順張りトレードには、二つの主要な戦略が存在します。
まず第一に、セクターごとの出遅れ株を狙う方法が挙げられます。
出遅れ株とは、同じ業界やテーマに属する株が既に上昇している後に、関連する株が上昇することを指します。
BNF氏は約700銘柄を常に監視し、次に勢いづく株を予測しています。そして、市場の資金の流れを読んで投資を行うというアプローチもあります。
例えば、相場が急落した後の反転や上昇相場では、資金が以下のような流れで移動するとされます。
素材関連株 → ハイテク関連株 → 内需関連株
BNF氏はこのような資金の動向を読み取り、次に資金が流入するであろうセクターの株を事前に購入する戦略を取ります。
このように、順張りスイングトレードは、市場の動向や株価の動きを読み取り、迅速な判断と行動が求められる戦略的な投資手法と言えます。
損切が大事
BNF氏は損切りの重要性も強調しており、想定外の値動きが生じた場合は迅速に損切りを行うことが重要だと述べています。
損切りの判断は、利確のポイントと同様に事前に決めておくことで、冷静な判断が可能となります。
BNF氏が監視する銘柄数は600~700となっています。
700もの銘柄を監視するのは相当な熱意が必要ですが、BNF氏の成功の秘密はこの徹底した情報収集にあります。
投資の天才と呼ばれる彼も、努力の裏には確かな根拠と情報収集の努力があるのです。
監視銘柄の多さが彼の利益を上げる一因となっています。
多くの銘柄を把握することで、相場全体の動向を的確に把握し、順張り・逆張りの戦略に適応することが可能になります。
BNF氏は、単なる取引手法ではなく、情報収集の徹底こそが利益をもたらす要因だと考えています。BNF氏の投資手法を理解するには、情報収集と損切りタイミングが極めて重要です。
その手法はシンプルでありながら、裏付ける情報収集は膨大であり、普通の投資家には挑戦の多い部分です。
しかし、この情報収集こそがBNF氏の成功の鍵であり、彼の緻密な戦略によって、安定した利益を積み上げています。
まとめ
BNF氏(小手川隆氏)は、「ジェイコム株誤発注事件」で20億円以上の利益を得て一躍有名になりましたが、その後も資産を積み上げ、株式投資界では伝説的な存在として知られるようになりました。
彼の投資手法は、順張りスイングトレードと逆張りスイングトレードの2つ。
順張りでは、市場の流れを読み、急騰が見込まれるセクターの株を買います。逆張りでは、株価の下落を予測し、反発を狙う戦略を採ります。
また、損切りのタイミングも重要でしたね。
調べてみて分かったのですが、一見、すべてが基本的な投資手法です。
しかし、BNF氏は多くの銘柄を監視し、市場動向や株価の変動を正確に読み取り、これらを徹底して機械的に遂行できるから安定した利益につながっていると考えられます。
なかなかマネできるものではありませんが、少しでも参考にしたいですね。
ボーナスが豊富な海外FX業者XM
XMは、ふくろうも長年使っているハイレバFX業者です。日本人で一番利用されている海外FX業者でもあります。特典あり!今すぐ口座開設でボーナスを受け取る
⇒ XMの口座開設手順を簡単に解説
オリジナルトラリピEA
※ 自動売買「オリジナルトラリピEA」を無料プレゼント中
- トラリピ特有のポジションを抱えるリスクを減らす
- チャンスのときには大きな利益を取りに行く
- 3年間で30万円から800万円までコツコツと利益を積み重ねてきた実績
- MT4によるEA設置が初めての方でも簡単なので安心
- 完全自動売買なので相場に張り付けないサラリーマンや主婦にもおすすめ
オリジナルの無料トラリピEAの受取方法詳細はこちらから
⇒ バージョンアップ無料トラリピEAの受け取り方法
レバレッジ1000倍、ボーナス特典豊富のXM Trading 口座開設手順
ハーフ&ハーフEA
※ 自動売買「トラリピ ハーフ&ハーフEA」を無料配布開始!
- 中央値から上下にショートとロングを設定
- 含み損を抱えるリスクが通常よりも大幅に減る
- 中央値で含み損が0になる
- 資金効率が良い
記事を一読の上、お気軽にお問い合わせくださいね。